音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
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お久しぶりです、竜美です。
約ひと月程すっぽかしてしまいました。。。
実は今月急遽右眼を手術する事になりまして入院しておりました。
術後の回復も順調で短期間で退院することは出来ましたが、
自宅療養という事で仕事の方も暫く休業してました。
尚現在は復帰しています。
そんな感じでエキサイティングな誕生月を過ごしてましたとさ(泣
とりあえず、のんびりゆるりと更新を再開していこうと思います。
さて、まずは入院&療養生活中に聴いてた音盤をズラズラとご紹介します。
Nine/Circus Maximus
ノルウェイゲン・プログ・メタルの5年振り3作目。待ってたよー!\(^0^)/
絶賛の声を一身に受けた前作の様な一聴して耳に残る分りやすいメロディーが大分薄まった印象の本作。従って、キラーチューンオンパレードの前作の延長上を期待すると肩透かしを食うことになる。これが賛否分かれる要因だとは思うが、私にとっては望んでいたスタイルなので前作よりも断然好印象です。ただ声を張り上げることは抑え、ソフトにもマイルドにも聴かせるエリクソンさんのイケメン・ヴォーカルがやはりこの上なく素敵だ!!
Skylight/Atoma
スウィディッシュ・メロディック・ドゥームのSlumber解散、というか分裂ですね。それによって新たに結成されたポスト・ロック/ポスト・メタルの1作目。近未来的宇宙空間の開拓と未知の生物との対峙が壮観なスケールでエレクトロニカ・アン美エンスな浸って感じるロックによって表現されている。近年のCynic先生やAnathema神などの優しく包まれ系多幸感ロック中毒患者が幸せになって帰って来れなくなる音。しかし、2バンドとは全然別ベクトルで、聴いた後に強く印象に残る作品ではないかな。あくまでも聴いてる最中心地良いと言ったところか。
The Essence Remains/L'alba Di Morrigan
イタリアン・ポスト・ロック/ゴシック・ロックの1作目。結構お気に入り。重厚なバッキングはそこそこの存在感で、揺らぐ鬱クリーントーンや染み入る沈鬱歌メロがドストライクだった。簡単に言ってしまうと暗鬱美の覇王Katatonia先生と幸福の黄金郷Anathema神を足して割ったような雰囲気。両先輩の圧倒的凄味には程遠いが、是非この覇道を極めて欲しいなという期待の新人さんですな。
Gettysburg Address/Moon Safari
スウェーデンの美し過ぎて巧過ぎる歌のハーモニーでお馴染みのプログレ・ポップ/シンフォニック・ロックの2枚組みライブ音盤。生でもやはり歌は巧いし、ハーモニーも絶妙だしで、おまけに演奏も乱れない。いやいや、ハイレベル過ぎるでしょうよ。。。実力の高さと曲の良さを改めて感心した。また、ギター寄りの録音なのでスタジオ盤とは違った聴き心地の良さもこれはこれで素敵。
Speed of Light/Fail Emotions
久々にDjent界隈からロシアのポスト・ハードコア/トランスコア/ダブステップの新作EP。メタルよりはハウスの血が濃い目のサウンドで、いよいよDjentは謎いジャンルの様相を呈してきたという実感が。いや、元々か(笑)しかし、これが凄まじくカッコイイのなんの。ツボ過ぎて困ったもので、色々と目から鱗の新境地。クールなトリップ感の後に来るダブとシンコペーションリフのエグい重低音コンビが気持ち良い。グロウルも吐き散らして非常にヴァイオレンスだが、メロディーがどこまでもエモいため聴き心地が良い上に適度にダンサブル且つロック。最近聴いたDjentでは一番お薦め。
LE BIJOUX/清風明月
ゴシックと言えばゆら嬢。ゆら嬢と言えばゴシック。揺るがぬ地位に君臨する我らが黄金コンビ、それは約束された勝利の方程式=清風明月の春の新作。傑作『HAMELN』には僅かに届かないかと思ったのも束の間、フューチャリスティックなシンセが暴れるまさかのJanne風プログ・メタルの「Red Wonderland」でハートキャッチされて、Drop先生の才能に感心するなど。ゆら嬢はキラーチューンの宝庫やなぁ(しみじみ
鍵の塔の魔法使い/碧空プラネタリウム
『霧の中のロビン』を陽、とするならば本作は陰だろう。とりあえず、舞台となる世界背景は非常に暗い。灰色の雪、という事もあって閉塞感はより一層強い印象で、幸せとか優しいムードとは無縁。現状を達観した様な諦めの心情が描かれた人物像もそう。最後、魔法使いの彼はとっておきの魔法を使ってどうなってしまったのか、世界が良い方へ傾いたら良いなぁと願うばかりで、モヤモヤの残るフィナーレだった。きっとこういう国は実際あるだろうし、とか色々考えさせられた作品だった。入院中に聴くもんじゃないな。
Le petit bors/Clinochlore
圧倒的大自然の温もりと優しさに包まれたニューエイジ/フォーク・ポップ。安心して身を預けられる音。木管の可愛らしい音色やアコースティックギターで紡ぐ柔和な雰囲気と森野木々嬢の愛らしい歌声に癒される。あぁ、森に還りたい。唯一の疾走曲「blind world」も熱いと言うよりは何処か可愛らしくほっこり。お手製の紙ジャケと名刺サイズのリリック・カードも実に素敵である。あぁ、森に還りたい。
the Seed of Hope/Loud Galaxy
V3グミのメロディアスな和製メタル作品。#2「天使のツバサと悪魔のココロ」が好きで買った記憶がある。特にコーラスパートのザクザクした突進力が好き。それから、これなんてJanne!?の開放感ある疾走のイントロが印象的な#5「追憶リマインダー」は更に好き。コーラスパートの疾走感も非常にツボ。Janne病の発作が治まらなくて困る(?
Dearest/yuky
ミクのポップなメタル作品。こちらの方がリフのメタリック度が高い。歌メロだけが辛うじてポップネスが支配しているが、バッキングリフはガチのメタル。あ、Siam Shadeっぽいのか!?#4辺りは特に。個人的には#2「回想リグレット」の爆発的な爽快感が非常にツボでよく聴いてた。うん、これはJanne病の発作が起こる(ぇ
プリシオン/DJ GENMAI
ジャンルごった煮の作品。これは#1「セイクリッド・ブラッド」ばかり聴いてる。他の4曲を聴くと、#1の発想は一体どこから…と不思議に思う。中二病の極み、地下線と言えば通じるだろうか。関西の出っ歯神が在籍した孫ことPhantasmagoriaの如く徹底した自己陶酔がどことなく被る。バッキングの音作りもあの雰囲気があるし、ミクの調声も一癖ある。サビの逆読み呪文リリックが韻で固められて妙に印象に残るし、ギターソロがまたハッとさせられるメロディアスな良いフレーズ弾くもんだから侮れない。そんな所も似ている(笑
electric love collection/8#Prince
約70分間エレラブ漬け。これぞ最高の愛情表現。個性的な13曲のリミックスたちの声「この気持ち あなたに 届けるよ」で私もエレラブ中毒患者の仲間入り。何よりも溢れんばかりの愛情がビンビンと伝わってくる。そう、これが溺愛の極み!果ては産みの親自身の歌声でカバーと溺愛の留まる所を知らない。正に最高の愛情表現。自身の作品を愛している事がよく分かる良いコンピ。この溺愛、見習いたいものである!!
AMPLOID/buzzG
buzzG氏によるグミの轟音オルタナティブ・メタル。身体を刺す重厚な轟音リフとエモーショナルでメロウな美メロが魅力的で、グルーヴィーなベースラインが非常に優秀。中でも#2「マーシャルの嬌声」の躍動感がある濃密なバッキングの素晴らしさは特筆しておきたい。ダーク・ヘヴィでミステリアスな#4「囁く陽炎」と暴力的バッキングと陰鬱メロが美しい#5「Gasoline Rainbow」のデプレッションがツボ過ぎる。メロディアスな爽快ハードロックの#08「しわ」はただただ直向きな愛情に涙腺が崩壊する。殿堂入りも納得の傑作。作品トータルでポップなエモーションとダークなデプレッションがバランス良く共存し、聴き込みに耐えうる強度を誇ったボカロックの快作。
Come Back/IZMIZM
雛のドールが娘さんのizna先生の手焼きや会場限定頒布を纏めたロリポップな雛が目印の2011年ベスト盤。トランス/ドラムンベース/ダブステップを中心としたハウスアレンジ。グルーヴの効いたベースラインやキックの心地良いビート感、エレクトロニクスのトリップ感が気持ち良い。特に後半に纏まったアリスシリーズがイケメンで好き。身体を揺さぶりたくなるので、あまり入院中に聴くような代物では無いなとは思った(笑)身体で聴くべし。
Chiasma/PAStyLE × IZMIZM
フューチャリスティック・メカニックな聖とぬえのアートワークがイケメンのizna先生とLAZ先生共同制作ハウスアレンジ。互いにリミックスし合ったり、相手の既存の楽曲をリミックスしたり、共同アレンジを試みたり。それぞれの作曲やリミックスの個性が分かりやすく表れて面白かった。合作となるタイトルトラック#7が特に良い。案外似た者同士なのやもしれない、相性の良さが産んだケミストリーの結晶とも言える。これも安静にして聴く代物ではなかった。
mikgazer vol.1/mikgazer
ミクのシューゲイザー=ミクゲイザーのコンピ。この手の界隈をチェックしていたら知らない名前が無いくらいの集まりで、これ1枚だけでもかなりのPを網羅出来るのが良いところ。アートワークの淡い群青と気怠いミクの表情がそのまま表れた、淡く靄の掛かったギターノイズとミクのか細い歌声が微睡みへと誘い、特有の浮遊感が非常に心地良い。これも良いコンピだった。vol.2がある事を切に願う。
物凄い勢いで酔ってみた/Halozy
100円だったからついでに買ってみたら凄く良かったシリーズ(なにそれ)ななひら嬢を筆頭になゆ嬢と彩嬢が物凄い勢いで悪ふざけ。しかし、その実はそれぞれのド根性とアドリブセンスが試されるという非常にシビアな内容。世界一かわいいよ!ななひらちゃーん!!ななひらちゃんの「どうもありがとー!」に思わずハートブレイク。この破壊力、ヤバイ。なゆ嬢が一番安定、とりあえず10倍オレンジジュース。ギターソロも一緒にハミングする程の余裕が感じられる。このお嬢さんノリノリである。彩嬢の崩壊度は最も酷い(笑)ただただしんどいが伝わってきます(笑
Excelsior/Pizuya's Cell feat.3L
3L嬢フィーチャリングのクラブ・ジャズ。フルートとサックスが良い味出している。ストリングスによるムーディーな空間演出の聴き心地が良く、3L嬢の艷やかな歌声もマッチしてリスニング向きの落ち着いたクラブサウンドと言ったところか。オフボーカル版でも充分聴き心地が良かった。クラブよりはジャズを聴くような感覚で、安静にしながら聴けましたな。
あの日の夢のアリス/森羅万象
リズトラの前身が4年振り再結成の作品。2面から4面展開の豪華なパッケージ・デザインが秀逸。圧巻なのはやはり14分強のシアトリカルなミュージカル風アレンジ大作の#1「あの日の夢のアリス」でしょう。濃い(笑)三味線が鳴るアグレッシヴな和ロック#6「天の邪鬼」も良かった。#8「かぜのいろ」のしなやかな浮遊感も心地良い。紆余曲折経て手にするラストトラック#10「無境界仮説の切符」がキャッチーなポップネス溢れた良いオルタナティブ・ロックだった。めらみぽっぷ嬢の熱唱も素敵である。
&/imama
最新作である『United』が気に入ったので旧作である2ndを購入して聴いた。&(and)というコンセプトが好き。特徴としてアコースティック要素とフューチャリスティックなエレクトロが同居して、アルバムに統一感がある。新作のようなドキャッチーなパンチ力は欠けるが、聴き込みによる発見も多いので聴き込み甲斐があって良い。と、思っていたら#10「D.E.E.P feat.Amane」がえらいカッコイイ。身体揺さぶるブリブリグルーヴ感が中毒になるテクノ・ポップ。パンチ力あるやん!
ゴーゴー!ボカレンジャイ!/VOCARANGER
buzzG氏に無力P氏、keeno氏と来たら買わない訳にはいかない!他初めて曲を聴くNem氏にみきとP等5名によるコンピ。戦隊企画モノの様な熱いキャッチーなハードロックとかではなく、内向きの自照性がやや濃い、この面子「らしさ」が表れた内容。久々に新曲を聴く無力P氏のオルタナ・メタルとkeeno氏のポスト・ロックがやはり良く、本作の目玉と言える。勿論buzzG氏の新曲はキラーチューンなので言わずもがな。トータル18分弱で流れも良い上、耳に残るメロディーも豊富でさらっと聴ける割に何周も聴ける良コンピ。
Fix/QUADROPHENIA
ボカロなのでM3の3選枠ではあえて出しませんでしたが、実質私にとってのM3-2012春ベストがコレです。長閑でお気楽なアコースティックとエレクトロニクスに凶暴なブレイクビーツ/ドラムンベースによるエグいビート感、ブレイクコアの弾丸と強烈なノイズ、実験的だがどこまでもポップネスを貫くエレクトロニカ。このバランス感覚に凄味を感じる。柔軟な遊び心と馴染み深いナチュラルな生活音のブレンドセンスも光るものがある。
つづきからは上半期ベストと下半期の期待作などについて。
約ひと月程すっぽかしてしまいました。。。
実は今月急遽右眼を手術する事になりまして入院しておりました。
術後の回復も順調で短期間で退院することは出来ましたが、
自宅療養という事で仕事の方も暫く休業してました。
尚現在は復帰しています。
そんな感じでエキサイティングな誕生月を過ごしてましたとさ(泣
とりあえず、のんびりゆるりと更新を再開していこうと思います。
さて、まずは入院&療養生活中に聴いてた音盤をズラズラとご紹介します。
Nine/Circus Maximus
ノルウェイゲン・プログ・メタルの5年振り3作目。待ってたよー!\(^0^)/
絶賛の声を一身に受けた前作の様な一聴して耳に残る分りやすいメロディーが大分薄まった印象の本作。従って、キラーチューンオンパレードの前作の延長上を期待すると肩透かしを食うことになる。これが賛否分かれる要因だとは思うが、私にとっては望んでいたスタイルなので前作よりも断然好印象です。ただ声を張り上げることは抑え、ソフトにもマイルドにも聴かせるエリクソンさんのイケメン・ヴォーカルがやはりこの上なく素敵だ!!
Skylight/Atoma
スウィディッシュ・メロディック・ドゥームのSlumber解散、というか分裂ですね。それによって新たに結成されたポスト・ロック/ポスト・メタルの1作目。近未来的宇宙空間の開拓と未知の生物との対峙が壮観なスケールでエレクトロニカ・アン美エンスな浸って感じるロックによって表現されている。近年のCynic先生やAnathema神などの優しく包まれ系多幸感ロック中毒患者が幸せになって帰って来れなくなる音。しかし、2バンドとは全然別ベクトルで、聴いた後に強く印象に残る作品ではないかな。あくまでも聴いてる最中心地良いと言ったところか。
The Essence Remains/L'alba Di Morrigan
イタリアン・ポスト・ロック/ゴシック・ロックの1作目。結構お気に入り。重厚なバッキングはそこそこの存在感で、揺らぐ鬱クリーントーンや染み入る沈鬱歌メロがドストライクだった。簡単に言ってしまうと暗鬱美の覇王Katatonia先生と幸福の黄金郷Anathema神を足して割ったような雰囲気。両先輩の圧倒的凄味には程遠いが、是非この覇道を極めて欲しいなという期待の新人さんですな。
Gettysburg Address/Moon Safari
スウェーデンの美し過ぎて巧過ぎる歌のハーモニーでお馴染みのプログレ・ポップ/シンフォニック・ロックの2枚組みライブ音盤。生でもやはり歌は巧いし、ハーモニーも絶妙だしで、おまけに演奏も乱れない。いやいや、ハイレベル過ぎるでしょうよ。。。実力の高さと曲の良さを改めて感心した。また、ギター寄りの録音なのでスタジオ盤とは違った聴き心地の良さもこれはこれで素敵。
Speed of Light/Fail Emotions
久々にDjent界隈からロシアのポスト・ハードコア/トランスコア/ダブステップの新作EP。メタルよりはハウスの血が濃い目のサウンドで、いよいよDjentは謎いジャンルの様相を呈してきたという実感が。いや、元々か(笑)しかし、これが凄まじくカッコイイのなんの。ツボ過ぎて困ったもので、色々と目から鱗の新境地。クールなトリップ感の後に来るダブとシンコペーションリフのエグい重低音コンビが気持ち良い。グロウルも吐き散らして非常にヴァイオレンスだが、メロディーがどこまでもエモいため聴き心地が良い上に適度にダンサブル且つロック。最近聴いたDjentでは一番お薦め。
LE BIJOUX/清風明月
ゴシックと言えばゆら嬢。ゆら嬢と言えばゴシック。揺るがぬ地位に君臨する我らが黄金コンビ、それは約束された勝利の方程式=清風明月の春の新作。傑作『HAMELN』には僅かに届かないかと思ったのも束の間、フューチャリスティックなシンセが暴れるまさかのJanne風プログ・メタルの「Red Wonderland」でハートキャッチされて、Drop先生の才能に感心するなど。ゆら嬢はキラーチューンの宝庫やなぁ(しみじみ
鍵の塔の魔法使い/碧空プラネタリウム
『霧の中のロビン』を陽、とするならば本作は陰だろう。とりあえず、舞台となる世界背景は非常に暗い。灰色の雪、という事もあって閉塞感はより一層強い印象で、幸せとか優しいムードとは無縁。現状を達観した様な諦めの心情が描かれた人物像もそう。最後、魔法使いの彼はとっておきの魔法を使ってどうなってしまったのか、世界が良い方へ傾いたら良いなぁと願うばかりで、モヤモヤの残るフィナーレだった。きっとこういう国は実際あるだろうし、とか色々考えさせられた作品だった。入院中に聴くもんじゃないな。
Le petit bors/Clinochlore
圧倒的大自然の温もりと優しさに包まれたニューエイジ/フォーク・ポップ。安心して身を預けられる音。木管の可愛らしい音色やアコースティックギターで紡ぐ柔和な雰囲気と森野木々嬢の愛らしい歌声に癒される。あぁ、森に還りたい。唯一の疾走曲「blind world」も熱いと言うよりは何処か可愛らしくほっこり。お手製の紙ジャケと名刺サイズのリリック・カードも実に素敵である。あぁ、森に還りたい。
the Seed of Hope/Loud Galaxy
V3グミのメロディアスな和製メタル作品。#2「天使のツバサと悪魔のココロ」が好きで買った記憶がある。特にコーラスパートのザクザクした突進力が好き。それから、これなんてJanne!?の開放感ある疾走のイントロが印象的な#5「追憶リマインダー」は更に好き。コーラスパートの疾走感も非常にツボ。Janne病の発作が治まらなくて困る(?
Dearest/yuky
ミクのポップなメタル作品。こちらの方がリフのメタリック度が高い。歌メロだけが辛うじてポップネスが支配しているが、バッキングリフはガチのメタル。あ、Siam Shadeっぽいのか!?#4辺りは特に。個人的には#2「回想リグレット」の爆発的な爽快感が非常にツボでよく聴いてた。うん、これはJanne病の発作が起こる(ぇ
プリシオン/DJ GENMAI
ジャンルごった煮の作品。これは#1「セイクリッド・ブラッド」ばかり聴いてる。他の4曲を聴くと、#1の発想は一体どこから…と不思議に思う。中二病の極み、地下線と言えば通じるだろうか。関西の出っ歯神が在籍した孫ことPhantasmagoriaの如く徹底した自己陶酔がどことなく被る。バッキングの音作りもあの雰囲気があるし、ミクの調声も一癖ある。サビの逆読み呪文リリックが韻で固められて妙に印象に残るし、ギターソロがまたハッとさせられるメロディアスな良いフレーズ弾くもんだから侮れない。そんな所も似ている(笑
electric love collection/8#Prince
約70分間エレラブ漬け。これぞ最高の愛情表現。個性的な13曲のリミックスたちの声「この気持ち あなたに 届けるよ」で私もエレラブ中毒患者の仲間入り。何よりも溢れんばかりの愛情がビンビンと伝わってくる。そう、これが溺愛の極み!果ては産みの親自身の歌声でカバーと溺愛の留まる所を知らない。正に最高の愛情表現。自身の作品を愛している事がよく分かる良いコンピ。この溺愛、見習いたいものである!!
AMPLOID/buzzG
buzzG氏によるグミの轟音オルタナティブ・メタル。身体を刺す重厚な轟音リフとエモーショナルでメロウな美メロが魅力的で、グルーヴィーなベースラインが非常に優秀。中でも#2「マーシャルの嬌声」の躍動感がある濃密なバッキングの素晴らしさは特筆しておきたい。ダーク・ヘヴィでミステリアスな#4「囁く陽炎」と暴力的バッキングと陰鬱メロが美しい#5「Gasoline Rainbow」のデプレッションがツボ過ぎる。メロディアスな爽快ハードロックの#08「しわ」はただただ直向きな愛情に涙腺が崩壊する。殿堂入りも納得の傑作。作品トータルでポップなエモーションとダークなデプレッションがバランス良く共存し、聴き込みに耐えうる強度を誇ったボカロックの快作。
Come Back/IZMIZM
雛のドールが娘さんのizna先生の手焼きや会場限定頒布を纏めたロリポップな雛が目印の2011年ベスト盤。トランス/ドラムンベース/ダブステップを中心としたハウスアレンジ。グルーヴの効いたベースラインやキックの心地良いビート感、エレクトロニクスのトリップ感が気持ち良い。特に後半に纏まったアリスシリーズがイケメンで好き。身体を揺さぶりたくなるので、あまり入院中に聴くような代物では無いなとは思った(笑)身体で聴くべし。
Chiasma/PAStyLE × IZMIZM
フューチャリスティック・メカニックな聖とぬえのアートワークがイケメンのizna先生とLAZ先生共同制作ハウスアレンジ。互いにリミックスし合ったり、相手の既存の楽曲をリミックスしたり、共同アレンジを試みたり。それぞれの作曲やリミックスの個性が分かりやすく表れて面白かった。合作となるタイトルトラック#7が特に良い。案外似た者同士なのやもしれない、相性の良さが産んだケミストリーの結晶とも言える。これも安静にして聴く代物ではなかった。
mikgazer vol.1/mikgazer
ミクのシューゲイザー=ミクゲイザーのコンピ。この手の界隈をチェックしていたら知らない名前が無いくらいの集まりで、これ1枚だけでもかなりのPを網羅出来るのが良いところ。アートワークの淡い群青と気怠いミクの表情がそのまま表れた、淡く靄の掛かったギターノイズとミクのか細い歌声が微睡みへと誘い、特有の浮遊感が非常に心地良い。これも良いコンピだった。vol.2がある事を切に願う。
物凄い勢いで酔ってみた/Halozy
100円だったからついでに買ってみたら凄く良かったシリーズ(なにそれ)ななひら嬢を筆頭になゆ嬢と彩嬢が物凄い勢いで悪ふざけ。しかし、その実はそれぞれのド根性とアドリブセンスが試されるという非常にシビアな内容。世界一かわいいよ!ななひらちゃーん!!ななひらちゃんの「どうもありがとー!」に思わずハートブレイク。この破壊力、ヤバイ。なゆ嬢が一番安定、とりあえず10倍オレンジジュース。ギターソロも一緒にハミングする程の余裕が感じられる。このお嬢さんノリノリである。彩嬢の崩壊度は最も酷い(笑)ただただしんどいが伝わってきます(笑
Excelsior/Pizuya's Cell feat.3L
3L嬢フィーチャリングのクラブ・ジャズ。フルートとサックスが良い味出している。ストリングスによるムーディーな空間演出の聴き心地が良く、3L嬢の艷やかな歌声もマッチしてリスニング向きの落ち着いたクラブサウンドと言ったところか。オフボーカル版でも充分聴き心地が良かった。クラブよりはジャズを聴くような感覚で、安静にしながら聴けましたな。
あの日の夢のアリス/森羅万象
リズトラの前身が4年振り再結成の作品。2面から4面展開の豪華なパッケージ・デザインが秀逸。圧巻なのはやはり14分強のシアトリカルなミュージカル風アレンジ大作の#1「あの日の夢のアリス」でしょう。濃い(笑)三味線が鳴るアグレッシヴな和ロック#6「天の邪鬼」も良かった。#8「かぜのいろ」のしなやかな浮遊感も心地良い。紆余曲折経て手にするラストトラック#10「無境界仮説の切符」がキャッチーなポップネス溢れた良いオルタナティブ・ロックだった。めらみぽっぷ嬢の熱唱も素敵である。
&/imama
最新作である『United』が気に入ったので旧作である2ndを購入して聴いた。&(and)というコンセプトが好き。特徴としてアコースティック要素とフューチャリスティックなエレクトロが同居して、アルバムに統一感がある。新作のようなドキャッチーなパンチ力は欠けるが、聴き込みによる発見も多いので聴き込み甲斐があって良い。と、思っていたら#10「D.E.E.P feat.Amane」がえらいカッコイイ。身体揺さぶるブリブリグルーヴ感が中毒になるテクノ・ポップ。パンチ力あるやん!
ゴーゴー!ボカレンジャイ!/VOCARANGER
buzzG氏に無力P氏、keeno氏と来たら買わない訳にはいかない!他初めて曲を聴くNem氏にみきとP等5名によるコンピ。戦隊企画モノの様な熱いキャッチーなハードロックとかではなく、内向きの自照性がやや濃い、この面子「らしさ」が表れた内容。久々に新曲を聴く無力P氏のオルタナ・メタルとkeeno氏のポスト・ロックがやはり良く、本作の目玉と言える。勿論buzzG氏の新曲はキラーチューンなので言わずもがな。トータル18分弱で流れも良い上、耳に残るメロディーも豊富でさらっと聴ける割に何周も聴ける良コンピ。
Fix/QUADROPHENIA
ボカロなのでM3の3選枠ではあえて出しませんでしたが、実質私にとってのM3-2012春ベストがコレです。長閑でお気楽なアコースティックとエレクトロニクスに凶暴なブレイクビーツ/ドラムンベースによるエグいビート感、ブレイクコアの弾丸と強烈なノイズ、実験的だがどこまでもポップネスを貫くエレクトロニカ。このバランス感覚に凄味を感じる。柔軟な遊び心と馴染み深いナチュラルな生活音のブレンドセンスも光るものがある。
つづきからは上半期ベストと下半期の期待作などについて。
1月~6月の2012年上半期があっという間に終わりました。
と、いう訳でいつも通り上半期ベストと称して簡単に纏めました。
【邦・洋楽編 上半期Best25】
Koloss/Meshuggah
Gettysburg Address/Moon Safari
The Personalizer/Electro.muster
LIAR GAME -再生- オリジナルサウンドトラック/中田ヤスタカ
The Keychain Collection/Gang Colours
Bangarang/Skrillex
ODIN SPHERE Original Soundtrack/Basiscape
The Weight Of Oceans/In Mourning
The Portal Tapes/Cynic
Fragments/The Ralph
Nine/Circus Maximus
Skylight/Atoma
Time Team/Slugabed
Clockwork Angels/Rush
Underrated Silence/Ulrich Schnauss & Mark Peters
Puella Magi/Go-qualia
The Host/The Host
Speed of Light/Fail Emotions
The Essence Remains/L'alba Di Morrigan
Noctourniquet/The Mars Volta
Birthday/ClariS
Wonky/Orbital
Red Planet/新居昭乃
Blue Planet/新居昭乃
Weather Systems/Anathema
並べた順番に特に意味はないけど、Anathema神と新居さんはガチということで。パッケージデザインも込みだと新居さんの双子の惑星は本当に素晴らしい。
迷走感が香ばしいラインナップですが(いつものこと)、開拓は非常に充実していたなぁと思える密のある上半期でした。国産物では双子の惑星を除くと、ClariSの1stをやたら聴いていた。そう、キャピキャピ(死語)したくてよく聴きました。他にはモバマスやら℃-uteやらももクロやらアイドル系を聴いてキャピキャピ(死語)してました。偶像は世界を救うのだよ!!国外ではAnathema神に始まりCynic先生、帝王Meshuggah、Circus Maximus、The Mars Volta、In Mourningと新譜のリリースを待っていたバンドたちが次々と作品の発表があったことが充実の大きな要因でしょう(Cynic先生はPotalの再発ですが)。 それぞれ期待以上の内容でしたし、中堅もベテランも大健闘。下半期には超大物の新作リリースが控えているので、俄然期待も高まるものです。一方昨年積極的に開拓していたDjent界隈には早くも私自身が飽きてしまって、たまにフリー音源を漁る程度。とは言え別に冷めている訳ではなく最近はメタルじゃないDjentに面白味を感じていますし、まだまだDjentは進化の余地があるなぁと可能性を再認識した次第です。とにかくロシアのFail Emotionsがえらくカッコイイのでお薦めで御座います。他は本腰入れてエレクトロ方面をテクテク漁っていたので例年以上に金属成分が薄めです。UKテクノのベテランOrbital先生の復活作がかなり良いんですよね。美しい叙情テクノの古き良きピュアネスが輝いてる!!
ライヴに関しては何と言っても年頭に観た東欧ベルギーが誇る伝説の暗黒チェンバーの始祖Univers Zero先生の奇跡の来日公演が忘れられない。究極の暗黒を肌で感じたあの一夜を忘れられるはずがない。凄まじく重苦しく畏怖の念を抱くほどに暗黒で、しかしそれ以上に優雅で美しい。本当に凄かったんだよ。。。生きている内に観ることが出来て幸せです。生きてるって素晴らしい!その次月には椎名先輩とOpeth先生の来日公演を観に行った訳ですが、やはり評判通りの凄味がありました。ただ、この前に奇跡の暗黒体験をしてしまったので私の感覚が麻痺していたと思います。悔やむべくは新生夢劇場の来日公演が同人イベントと被って逃したのと、テクデスおっさんコンビのObscura、Beneath Of Massacreのツーマンを右眼の手術によって逃したこと。特に後者は楽しみにしてたのになぁ(泣)まぁ、奇跡の暗黒体験が出来ただけでも満足としましょう。今月末にはテクデスツーマン逃した腹いせに(←)人力ブレイクビーツ/ドラムンベースでお馴染みのNerve来日公演を観てきました。まぁ~個々の異次元レベルのテクニックとリズムキープ力はただただ圧巻でした。もうおかしくて笑ってしまうくらいある種の恐怖と対峙した感覚でした。そして、3ピースでありながらあのドープさ!いやはや素晴らしかった。色々あったけど上半期は良い形で締められたような気がします。志方あきこ嬢の『ライラニア』をもりもり聴きながら。下半期はまず新居さんの『紫の惑星』を観に行く予定です。
【同人音楽編 上半期Best25】
Floralies/まめこ
ゴーゴー!ボカレンジャイ!/VOCARANGER
さよならの森/MISHAORU
Come Back/IZMIZM
electric love collection/8#Prince
mikgazer vol.1/mikgazer
ネッカーキューブと12月の雪華/LYDIA GRAVE
Magi!Qute!!/ななひら
不思議な国のアリス/BITPLANE
xxphobia/Alieson
LE BIJOUX/清風明月
meteor/JOHN ZERONESS
はじまりの歌声/Meno
BEGIERDE DES ZAUBERER/Demetori
ラティメリアは夢を魅る/monaca:factory
あの日の夢のアリス/森羅万象
AMPLOID/buzzG
rebirth era/アルバトロシクス
World Ecriture/のん's Factory
Pure Rhythm/office muhmue
United/imama
Blank Flakes 空白の欠片たち/_blank
Fix/QUADROPHENIA
SWEETOPIA/ほのづき
Arkhe/Lemm
冬コミから例大祭辺りの範囲での選出になります。こちらも同じく順番に意味は特になく、下に行くほどお気に入りとかその程度の曖昧な並びです。駄菓子菓子、Lemmさんとほのづきさんの二大音のアルカディアだけはガチです。いやもうこの2枚だけは群を抜いてすんばらしいんですわ。2枚の音盤を聴いている瞬間にだけ、ただあるがままにそこに留まる事(現実逃避)が許され、優しい福音に包まれて何もかも全て忘却することが出来る。それは夢にまで視た私にとっての音のアルカディアそのもの。未知の幸福体験に幾度も涙を流したものよ。もう今年は『Arkhe』と『SWEETOPIA』の事だけ感じていれば他に何も要らない、というのが本音です。
さて、2枚の具体的な話は個別にやるとして、ご覧の有様だよよろしく11/25枚がボカロ勢と見事に絶賛ボカロ贔屓促進中です。ただ、この期間参加した関東のボーマス2回、関西のボーパラ1回とボカロは単独イベント数が圧倒的なので、当然と言っちゃ当然なのかもしれません。ニコ動毛嫌いとか言ったの誰?(あなたです)南極点のピアピア動画を読んで胸熱!になる程度に今は楽しんでます。そんな甲斐もあって二つの音のアルカディアに出会えましたし、音源・動画単体においても良作に多々出会えたので、ボカロに関してはこの上なく大変充実した上半期だったように思います。下半期にも面白い作品に出会うであろうと期待しています。一方オリジナル系に関しては私の中でボカロの勢いに比べやや弱い印象として残りました。冬コミ、M3では期待の新星たちが顔を揃え今後が楽しみになるイベントとなりました。が、当社2010年の覇者Krik/Krakに2011年の覇者Cleshe、更にはエターナル・セブンティーン・プリンセス擁するヒメゴト。に不屈の暗黒哲学者Neo Classica ASCendantといった当社溺愛の主要メンバーたち不在に加え、Enfance finiの解散と、個人的には何とも寂しさの方が勝る上半期でした。まぁ、こんな巡り合わせの時期もありますよね。良い意味でこれまで触れる余裕が無かったボカロ開拓に余裕が出来たとも言えますし、とりあえず下半期も継続して当社はボカロに注力していこうと思います。
【下半期について】
さて7月以降の下半期ですが、相変わらずまだ何がリリースされるのか把握できていません。とりあえず、直近のイベントであるTHE VOC@LOiD M@STER21でまた新たな面白い作品に出会えたら良いなと思います。それから、丁度同日7月8日にリリースされるこちらは要チェックですね。
Pulse/Nyolfen
アンフィニことEnfance finiでも活躍されていたにょるさんの2年振りとなる新作。サークルの解散から早くも彼の新作を聴くことができるという事で非常に楽しみです。ミックスにはAOKI takamasa氏とGo-qualia氏が参加しているようで、このデスティニー!な巡り合い…マジかっ!?と、否が応でも期待が高まる訳です。そして、先に述べた超大物の新作というのがこちら↓
Dead End Kings/Katatonia
そうです、そうなんです!遂にこの時が来たんです!最も熱い葉月にデプレッシブ・ロックの覇道を行く暗鬱美の覇王Katatonia先生が3年振りの新作を発表するようです。アートワークを担当するのはこの界隈ではお馴染みの巨匠トラヴィス・スミス氏。前作の『Night Is The New Day』の大名盤っぷりを思うと俄然期待も高まるというものです。その他は今度こそCynic先生の3作目となる新作リリースがあるでしょう。もしかしたら今年新作出るかな?と密かに期待していたポーランドの薄暗美の職人Riversideとスウェーデンの第七の奇跡Seventh Wonderの5作目はどうやら来年発表されるようです。来年か~(遠い目)いやいや、Anathema神とKatatonia先生の新作以上を今年中に望むとかどう考えてもバチが当たりますよね。そうですよね。とりあえずはーまずはーArkheの記事を書き上げないとーですねーはい。頑張ります。そんな感じで下半期もゆるく御付き合い頂けたら幸いです。
と、いう訳でいつも通り上半期ベストと称して簡単に纏めました。
【邦・洋楽編 上半期Best25】
Koloss/Meshuggah
Gettysburg Address/Moon Safari
The Personalizer/Electro.muster
LIAR GAME -再生- オリジナルサウンドトラック/中田ヤスタカ
The Keychain Collection/Gang Colours
Bangarang/Skrillex
ODIN SPHERE Original Soundtrack/Basiscape
The Weight Of Oceans/In Mourning
The Portal Tapes/Cynic
Fragments/The Ralph
Nine/Circus Maximus
Skylight/Atoma
Time Team/Slugabed
Clockwork Angels/Rush
Underrated Silence/Ulrich Schnauss & Mark Peters
Puella Magi/Go-qualia
The Host/The Host
Speed of Light/Fail Emotions
The Essence Remains/L'alba Di Morrigan
Noctourniquet/The Mars Volta
Birthday/ClariS
Wonky/Orbital
Red Planet/新居昭乃
Blue Planet/新居昭乃
Weather Systems/Anathema
並べた順番に特に意味はないけど、Anathema神と新居さんはガチということで。パッケージデザインも込みだと新居さんの双子の惑星は本当に素晴らしい。
迷走感が香ばしいラインナップですが(いつものこと)、開拓は非常に充実していたなぁと思える密のある上半期でした。国産物では双子の惑星を除くと、ClariSの1stをやたら聴いていた。そう、キャピキャピ(死語)したくてよく聴きました。他にはモバマスやら℃-uteやらももクロやらアイドル系を聴いてキャピキャピ(死語)してました。偶像は世界を救うのだよ!!国外ではAnathema神に始まりCynic先生、帝王Meshuggah、Circus Maximus、The Mars Volta、In Mourningと新譜のリリースを待っていたバンドたちが次々と作品の発表があったことが充実の大きな要因でしょう(Cynic先生はPotalの再発ですが)。 それぞれ期待以上の内容でしたし、中堅もベテランも大健闘。下半期には超大物の新作リリースが控えているので、俄然期待も高まるものです。一方昨年積極的に開拓していたDjent界隈には早くも私自身が飽きてしまって、たまにフリー音源を漁る程度。とは言え別に冷めている訳ではなく最近はメタルじゃないDjentに面白味を感じていますし、まだまだDjentは進化の余地があるなぁと可能性を再認識した次第です。とにかくロシアのFail Emotionsがえらくカッコイイのでお薦めで御座います。他は本腰入れてエレクトロ方面をテクテク漁っていたので例年以上に金属成分が薄めです。UKテクノのベテランOrbital先生の復活作がかなり良いんですよね。美しい叙情テクノの古き良きピュアネスが輝いてる!!
ライヴに関しては何と言っても年頭に観た東欧ベルギーが誇る伝説の暗黒チェンバーの始祖Univers Zero先生の奇跡の来日公演が忘れられない。究極の暗黒を肌で感じたあの一夜を忘れられるはずがない。凄まじく重苦しく畏怖の念を抱くほどに暗黒で、しかしそれ以上に優雅で美しい。本当に凄かったんだよ。。。生きている内に観ることが出来て幸せです。生きてるって素晴らしい!その次月には椎名先輩とOpeth先生の来日公演を観に行った訳ですが、やはり評判通りの凄味がありました。ただ、この前に奇跡の暗黒体験をしてしまったので私の感覚が麻痺していたと思います。悔やむべくは新生夢劇場の来日公演が同人イベントと被って逃したのと、テクデスおっさんコンビのObscura、Beneath Of Massacreのツーマンを右眼の手術によって逃したこと。特に後者は楽しみにしてたのになぁ(泣)まぁ、奇跡の暗黒体験が出来ただけでも満足としましょう。今月末にはテクデスツーマン逃した腹いせに(←)人力ブレイクビーツ/ドラムンベースでお馴染みのNerve来日公演を観てきました。まぁ~個々の異次元レベルのテクニックとリズムキープ力はただただ圧巻でした。もうおかしくて笑ってしまうくらいある種の恐怖と対峙した感覚でした。そして、3ピースでありながらあのドープさ!いやはや素晴らしかった。色々あったけど上半期は良い形で締められたような気がします。志方あきこ嬢の『ライラニア』をもりもり聴きながら。下半期はまず新居さんの『紫の惑星』を観に行く予定です。
【同人音楽編 上半期Best25】
Floralies/まめこ
ゴーゴー!ボカレンジャイ!/VOCARANGER
さよならの森/MISHAORU
Come Back/IZMIZM
electric love collection/8#Prince
mikgazer vol.1/mikgazer
ネッカーキューブと12月の雪華/LYDIA GRAVE
Magi!Qute!!/ななひら
不思議な国のアリス/BITPLANE
xxphobia/Alieson
LE BIJOUX/清風明月
meteor/JOHN ZERONESS
はじまりの歌声/Meno
BEGIERDE DES ZAUBERER/Demetori
ラティメリアは夢を魅る/monaca:factory
あの日の夢のアリス/森羅万象
AMPLOID/buzzG
rebirth era/アルバトロシクス
World Ecriture/のん's Factory
Pure Rhythm/office muhmue
United/imama
Blank Flakes 空白の欠片たち/_blank
Fix/QUADROPHENIA
SWEETOPIA/ほのづき
Arkhe/Lemm
冬コミから例大祭辺りの範囲での選出になります。こちらも同じく順番に意味は特になく、下に行くほどお気に入りとかその程度の曖昧な並びです。駄菓子菓子、Lemmさんとほのづきさんの二大音のアルカディアだけはガチです。いやもうこの2枚だけは群を抜いてすんばらしいんですわ。2枚の音盤を聴いている瞬間にだけ、ただあるがままにそこに留まる事(現実逃避)が許され、優しい福音に包まれて何もかも全て忘却することが出来る。それは夢にまで視た私にとっての音のアルカディアそのもの。未知の幸福体験に幾度も涙を流したものよ。もう今年は『Arkhe』と『SWEETOPIA』の事だけ感じていれば他に何も要らない、というのが本音です。
さて、2枚の具体的な話は個別にやるとして、ご覧の有様だよよろしく11/25枚がボカロ勢と見事に絶賛ボカロ贔屓促進中です。ただ、この期間参加した関東のボーマス2回、関西のボーパラ1回とボカロは単独イベント数が圧倒的なので、当然と言っちゃ当然なのかもしれません。ニコ動毛嫌いとか言ったの誰?(あなたです)南極点のピアピア動画を読んで胸熱!になる程度に今は楽しんでます。そんな甲斐もあって二つの音のアルカディアに出会えましたし、音源・動画単体においても良作に多々出会えたので、ボカロに関してはこの上なく大変充実した上半期だったように思います。下半期にも面白い作品に出会うであろうと期待しています。一方オリジナル系に関しては私の中でボカロの勢いに比べやや弱い印象として残りました。冬コミ、M3では期待の新星たちが顔を揃え今後が楽しみになるイベントとなりました。が、当社2010年の覇者Krik/Krakに2011年の覇者Cleshe、更にはエターナル・セブンティーン・プリンセス擁するヒメゴト。に不屈の暗黒哲学者Neo Classica ASCendantといった当社溺愛の主要メンバーたち不在に加え、Enfance finiの解散と、個人的には何とも寂しさの方が勝る上半期でした。まぁ、こんな巡り合わせの時期もありますよね。良い意味でこれまで触れる余裕が無かったボカロ開拓に余裕が出来たとも言えますし、とりあえず下半期も継続して当社はボカロに注力していこうと思います。
【下半期について】
さて7月以降の下半期ですが、相変わらずまだ何がリリースされるのか把握できていません。とりあえず、直近のイベントであるTHE VOC@LOiD M@STER21でまた新たな面白い作品に出会えたら良いなと思います。それから、丁度同日7月8日にリリースされるこちらは要チェックですね。
Pulse/Nyolfen
アンフィニことEnfance finiでも活躍されていたにょるさんの2年振りとなる新作。サークルの解散から早くも彼の新作を聴くことができるという事で非常に楽しみです。ミックスにはAOKI takamasa氏とGo-qualia氏が参加しているようで、このデスティニー!な巡り合い…マジかっ!?と、否が応でも期待が高まる訳です。そして、先に述べた超大物の新作というのがこちら↓
Dead End Kings/Katatonia
そうです、そうなんです!遂にこの時が来たんです!最も熱い葉月にデプレッシブ・ロックの覇道を行く暗鬱美の覇王Katatonia先生が3年振りの新作を発表するようです。アートワークを担当するのはこの界隈ではお馴染みの巨匠トラヴィス・スミス氏。前作の『Night Is The New Day』の大名盤っぷりを思うと俄然期待も高まるというものです。その他は今度こそCynic先生の3作目となる新作リリースがあるでしょう。もしかしたら今年新作出るかな?と密かに期待していたポーランドの薄暗美の職人Riversideとスウェーデンの第七の奇跡Seventh Wonderの5作目はどうやら来年発表されるようです。来年か~(遠い目)いやいや、Anathema神とKatatonia先生の新作以上を今年中に望むとかどう考えてもバチが当たりますよね。そうですよね。とりあえずはーまずはーArkheの記事を書き上げないとーですねーはい。頑張ります。そんな感じで下半期もゆるく御付き合い頂けたら幸いです。
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竜美 悠(You Tatsumi)
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