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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。

Title:FLOWER KNIGHT GIRL ORIGINAL SOUNDTRACKS
Release:2016/08/12

-Track List-
01. 運命 ひらり(Short Ver.)
02. truth(Short Ver.)
03. 心の安息
04. 束の間の休息
05. 団長執務室
06. 冒険への門出
07. 大草原
08. 荒野の探索
09. 花騎士調査団
10. 古代の秘境
11. 害虫討伐
12. 害虫との死闘
13. 任務完了!
14. 花よ舞え大空へ
15. 蒼穹をゆく船
16. 風を裂く雲上の戦い
17. 襲来セシ空ノ脅威
18. 花騎士に栄光あれ
19. 咲き乱れるは雅
20. 新たに芽吹くは花の誇り
21. 桜華剣乱
22. 開花の兆し
23. 高鳴る花は
24. 秋の祭り
25. 月夜の坂を超えて
26. クリスマスフェスタ
27. truth(instrumental)
28. 運命 ひらり(instrumental)
29. クリスマスフェスタ(Jazz Arr.)
30. 咲き乱れるは雅(Piano Arr.)


ソシャゲー或いはブラゲーの音楽がサウンドトラックとしてパッケージされ、フィジカルで手にすることが出来ることも珍しくはない昨今。それでも形として残されなかった作品が数え切れないほどある事実だけは常に忘れてはならないとわたくしは思うのです。

わたくしが特に贔屓にしているブラゲー、お花こと『フラワーナイトガール』は先日のコミックマーケット90にてめでたくサントラがリリースされました。ありがとうございます、本当にありがとうございます。非常に厳しい生存競争を強いられるこの業界で、作品が形として残ることがどれだけ有り難いことか。況してやお世辞にもメジャーな作品とは言えない、どちらかと言えばマイナーな作品です。よくぞ出してくれたと思います。

さてさて、早速作品の話に入りますが、主題歌やアレンジ曲を含め本作全30曲とサントラらしい大ボリューム故に全曲に触れるのは非常に 大 変 Death ので一部、特にお気に入りについてお話しようと思います。

本作において、いや、『フラワーナイトガール』において群を抜いて大好きな曲が#15「蒼穹をゆく船」です。RPGを20数年前から好んで遊び続けてきた人種には"飛空艇"或いは"空"という文脈を必ず持っているものだとわたくしは思います。物語の当初は我々にも馴染み深い陸地が舞台というのがお約束で、物語が進んでいくうちに舞台が天空へと移っていくのです。その瞬間とてもワクワクしたもので、空想の域でしかない空という舞台は最もファンタジーを感じる部分でゲームにトキメキを感じる部分でもあると思うのです。

で、この曲は先述した文脈を持つ者ならばトキメク"空"をテーマにしたものです。陸地から空へ、世界が広がる瞬間の曲です。デジャヴであろうがこの瞬間が大好きなんです。"群を抜いて大好き"と強調するのは理由があります。それは空を旅する為の乗り物が飛空艇ではなく"クジラ艇"である所にあります。クジラ艇とは作中のエンドコンテンツなのですが、クジラが空を飛びます。飛ぶんです。もの凄くファンタジーじゃありませんか!!コンテンツ実装の予告を見た時の興奮は今でも忘れられません。クジラが空を飛ぶ、可愛いSDキャラの花騎士たちも引っ括めて絵本に閉じ込めてしまいたい衝動に駆られますな!あと、これはわたくし事ですが、今は亡き同人音楽サークルEnfance finiの楽曲「あおくじらのうた」とブックレットのイラストを思い出して、空を飛ぶクジラの風景にノスタルジーを抱いたのもポイントとなってます。

ゲーム音楽とはジャンルとしてカテゴライズ出来るモノではありません。故に、物語の場面を彩り、聴いた瞬間にシーンを想起させるモノでなければゲーム音楽とは言えないとわたくしは考えます。天空の壮大さと勇壮さに満ちた#15「蒼穹をゆく船」は、クジラ艇に乗り込み巨大な強敵に立ち向かうイメージを耳に焼き付け脳に刻み込んだと共に、聴けばそれを想起させ再びワクワクした気持ちにさせてくれる最高のゲーム音楽だとわたくしは胸を張って言いたい。

勿論、何も知らない状態で聴き、妄想を膨らませていく楽しみ方もあります。が、願わくば是非ゲームとセットで楽しんで欲しいなぁと思います。尚、本作はコミケセットとして販売されたモノなので、サントラのみ入手する手段は今のところありません。事後通販があるならばサントラ単体での販売を検討して欲しいところです。ニッチなファンアイテム故の難しさはあるのでしょうけども。






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『フラワーナイトガール エピソードコレクション』を読みました。
是鐘リュウジ氏による小説版『フラワーナイトガール』シリーズとは別物で、公式シナリオライターたちによる書き下ろし短編集です。目玉と言えば、勿論最強の通り名でお馴染みのサクラさんの可愛らしいエプロン姿が手に入ること、で・す・が!「氷雪の悪魔といばら姫」を読んだ後の私は

「お屋敷組大好きだー!」

としか言えなかった。ええ、実に、実に素晴らしかったです。世界は決して美しいだけではない。けれども誰かを思いやる、そんな愛のある小さな世界はとても美しいのです。本を読んで久しぶりにホロリときたし、胸に暖かいモノが広がった、そんな幸せな気分を味わいました。本当にありがとうございます。

で、わたくしが終われる筈もないわけで、もう少しお付き合い下さい(ぇ


まず、お屋敷組とは何ぞや?から。



この子たちが通称:お屋敷組と呼称される花騎士たちです。
執筆を担当した川添枯美氏もあとがきにて"お屋敷組のキャラクエをコンプリートするのは至難かと思いますが"と語る様に、皆揃いも揃って高レアリティです(白目

で、お話の舞台となるのはウィンターローズの僻地にある館。



ワールドマップで見て北に位置する白銀の雪国です。良いですねぇ、憧れます。




昼間の景色も美しいけど、夜景は息を呑むほどの美しさです。もー大好き!




そんな美しいウィンターローズという国にも闇が在る。
ウィンターローズより西の僻地にある「閉ざされたお屋敷」がそれ。このお屋敷に関わる花騎士たち(先述した子たち)がお屋敷組と呼ばれています。個人的に「閉ざされたお屋敷」の童話の様な古典的なロマンチズムに満ちた語り口が大好きだ。


一人は元気でやんちゃな子 = オンシジューム。




一人は面倒見の良い子 = シンビジューム。




そして一人は、とても美しいお姫様 = カトレア。



"不思議な力を持つせいで、ここに閉じ込められました。"と言う訳で、誰も寄り付かない辺鄙な屋敷に閉じ込められたカトレアを中心とした取り巻きがお屋敷組というものになるわけです。で、オンシジュームとシンビジュームは彼女の使用人といった関係となっています。尤もこれは現在進行形での人物の相関で、「氷雪の悪魔といばら姫」はこれよりも過去の話となります。そこで主役となるのが次の2人の花騎士。


氷雪の悪魔 = デンドロビウム。




死の薔薇 = ブラックバッカラ。



"悪魔"だとか"死"だとか二つ名がなかなか穏やかじゃない。得体の知れない力というのはどの世界いつの時代も正義であろうが恐れの対象であるということでしょう。2人とも王直属の花騎士だった、まではうん分かるんだけど、同期だったというところにちょっとときめいちゃったよ。

「氷雪の悪魔といばら姫」は2人が国家の命令に背いてカトレアを生かした、ただそれだけのお話です。たったそれだけのこと、だけれども彼女たちがどんな想いで動いたのか、それを知ることができただけでも嬉しかったし、この本を買った価値があったと思う。

この短編のお話の中で特に印象に残っているところがある。
それは姐御肌のブラックバッカラがカトレア救出の際、デンドロビウムに言った一言だ。

「いっぺんでいいから、抱いてやりたいんだよ」

泣いた。
ブラックバッカラ姐さん株爆上げ騒ぎだよ。
いばらの封印を手に傷を負いながらこじ開ける姿に泣いた。そんな彼女に感化されて、一緒になってデンドロビウムも必死にこじ開ける姿に感動した。このシーンほんと最高です。本当にありがとうございます。これでいてカトレアを屋敷に幽閉した人=ブラックバッカラとされてるのだから、もうやだ姐御ほんと大好き。それからもう一つ好きな箇所があるので紹介したい。まだ名も無きカトレアに名前が付けられたところだ。

「カトレアにしよう。ランの女王。お前はその女王を守る騎士だ。デンドロビウム」

姐御が名付け親という事実、また泣いた。尤も、レッドローズだなんてデンドロビウムのネーミングセンスを疑うけども(笑)。ここで"ランの女王"というのがキモで、よくよく見返すとカトレアとデンドロビウム、オンシジューム、シンビジュームってみんなラン科なのよね。一方バラ科の姐御、仮にレッドローズと名付けられた場合バラ科繋がりとなるんだけど、そこを敢えてデンドロビウムと同じラン科に寄せていった所に姐御の優しさを感じずにはいられない。手を汚し嫌われ役を買って出る自分から遠ざける為に。姐御最高かよ!

この本を読み終わった後、すぐにゲーム本編の方で消化してなかったブラックバッカラのキャラクエをやってシナリオを読みました。短編のカトレアの誕生日の前後、と時系列的に綺麗に繋がって今までやらないでいて逆に良かったなと思った次第です。そこではブラックバッカラの不器用さ、それからカトレアの素直な優しさを感じることができて幸せな気分だ。そんな2人を一番近くで見てきたデンドロビウムの気遣い心配り思い遣りにまた感動しちゃうんだよね。

今回の「氷雪の悪魔といばら姫」という短編から多くの感動を貰ったけど、それだけでなく短編ながらゲーム本編に肉付けをしてくれた。例えば、カトレアの言う"世界から愛されている"という真意。言葉そのものだけでは傲慢な物言いに聞こえるし、世界花の加護を受けてると言い換えてもよく分からない。そんなキーワードの真意にはやはり優しさがあった。こういうのは大好きだ。それからお話を読む前と後では、キャラクターが喋る言葉が違って聞こえる。それだけでこの本を買って良かったと思う。今までなんとなく好きで止まっていたお屋敷組を心から大好きだと言い切ることが出来るようになった、この本の功績は大きい。なんとなく好きになったキャラたちが色々な角度から掘り下げられキャラの強度が増し、更にキャラの事を知っていく喜びはキャラゲー好きにとっての大きな喜びだ。だから、この本はゲームを遊んでいない人よりも実際にゲームで遊んでいる人にこそ読んでもらいたいし、こういった公式短編集はどんどんやって欲しいと切に願う。


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竜美 悠(You Tatsumi)
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