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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
形有る全てのモノはどこかで必ず終わりが来るというもの。
どうやら夢の籠に蒐めてきた幻想界隈の崩壊は止まらないようだ。。。
永い冬が明けようとしている弥生、Aliesonが活動休止を発表した。

Aliesonの今後の活動に関してのお知らせ。

特に驚きとか喪失感は無くて、妙に納得して冷静に事実と向き合う事が出来ている。
冷めている訳では無く、無関心な訳でも無い。
Aliesonとの間に程よい距離感が保てていた、ただそれだけのこと。
私はファンだったかもしれないし、或いはファンではなかったかもしれない。
それでも、私の作品の楽しみ方に絶大な影響を与えた…いや、楽しみ方を変えてしまったと言ってもいい偉大なサークルであることには違いないのだ。結局、そうやって記憶に強くインパクトを残すサークルってのは本当にほんのひと握りしか存在しないんだな。溺愛よりも尊敬の方が大きい、それが私にとってのAliesonだ。

2007年から活動していたAliesonは活動歴こそそこそこの中堅ではあるが、個人的な印象として正直に言えば良い作品を創るようになってきたのはここ1、2年だと思っている。それは音楽的にもコンセプト的にも。初期の小奇麗なシンフォニック系ロック/エモコアは当時は“それなりの”クオリティーではあったが、それでも“それなり”止まり。同期のサークルの作品に比べて印象の薄い作品が多かった。しかし、とある作品の発表によりそのネガティヴな印象を一気に吹き飛ばすことになる。それが“覚醒”ってやつなのかもしれない。ある意味バブルガムなこの界隈では実に稀な遅咲き晩成型のサークルだ。それもまだ進化、または深化、或いは神化する可能性を予感させる。作者の成長を見守っていく楽しみもある同人音楽において、これほどワクワクさせてくれるサークルは今や貴重な存在だった。さて、ここで記憶に焼きついている作品を羅列していこう。



『rabbit~冥府の果実 / 硝子の肖像~』
『rabbit ~冥王に仕えし繋囚の花嫁~』


まずは、やはり連作企画【project rabbit】の2作品。印象が薄いと前述したシンフォニック系ロック/エモコア路線の作品群の中で突出していたなぁ、と今改めて聴いても頷ける2枚の力作だ。作品を構成する楽曲の水準が高いのと方向性がしっかり定まっていると感じた。調和が取れていると言うのか、良い安定感がある(他の作品には必ず弱い箇所があった)。パスワード入力で見る事ができるおまけページの用意等も、この企画には特に気合が入っていた。そこにAliesonの拘りが垣間見えたりもした。しかし、同時にこの路線の限界も感じてしまった、良くも悪くも傑作。



『BORDER LINE ~閉鎖病棟監禁秘記~』

で、これこれ!これね!過去のシンフォニック系ロック/エモコアと現在のデプレッシヴ/オルタナティヴ・ロックのどちらにも揺れる、その狭間で孤高に佇む作品、通称『境界線』だ。Alieson覚醒のプレリュードであり最高傑作/名盤、とやや矛盾しているがこれを通過せずしてAliesonは語れない最重要作品である。フルレングスのボリュームで楽曲的にもコンセプト的にも総合して強度のある作品はこの界隈では稀有な存在だと思っている。そんな名盤が生まれたのは美術芸術に造詣の深い久遠ゆんの感性が強く反映されている所以だろうか。「芸術とはヒトそのもの」というある画家の言葉を思い出す。それにしても『境界線』の作品デザインは本当に面白かった。こんな表現方法があるなんてね、聴き込んでいく度に感銘を受けたものです。この作品との出会いこそが、私の作品の楽しみ方を根本的に変えたのです。ほら?私ってやたらめったらに境界線境界線煩いでしょ?この作品の記事を書いたあの時に作品の中に境界線を見出す鑑賞方法(?)を会得したんですよ。それ以降は作品の考察や妄想が本当に楽しくなってね。境界線って考え方捉え方は作品の楽しみ方を無限大に広げるんだよ!「人生を変えた」等というクリシェを言うつもりはないが、限りなく近い感覚である。これが私がAliesonに溺愛よりも尊敬を抱く理由だ。



『Need A reason?』

最後はこれね。Alieson覚醒の作品。2011年、元気が無かった通り越して瀕死状態同然だったゴシック界隈で孤高に毒牙を剥いていたのがAliesonだった。一体どこでここまで差が付いてしまったのだろうか。慢心、環境の違いか?『境界線』以前の綺麗めシンフォニック・ファンタジー・スタイルを脱ぎ捨て、境界線を越えて「MiddleIslandよ、これが曝獣だ」と言わんばかりの醜い本性を曝け出したAlieson“真”の姿。ここまで綺麗に積み上げてきたものを自らの手で破壊するという表現は、ヒトの自傷行為のソレに似ている。その是否をリスナーにダイレクトに問い掛けていたのは実に重く痛烈だった。喪失には痛みを伴うものだが、それが快楽になれば答えはただひとつ。洗脳されたかの様に「Yes!I Need Alieson!」と復唱するのみ。『境界線』以降この作品を含め『OVER DOSE』『xxphobia』は以前とは比べ物にならないくらい楽曲が作り込まれている(特にバッキングは雲泥の差)。ダーク路線はどれも安定して水準が高いが、Alieson覚醒の記念碑である『Need A reason?』を私は推したい。

以上、私が勝手に考えるAliesonの代表作3作(4枚)を挙げさせて頂いた。
私の妄想であるが、現在のダーク路線の探求を突き詰めていった先に何かを見出した時、その時Aliesonはもう一段階覚醒するのではないかと私は予想していた。それは進化かもしれないし深化かもしれない。或いは良くも悪くも変化、変態かもしれない。いずれにしても再び積み上げてきたモノを以て表現してくれるだろうと思っていた。そこまで予感させてくれたAliesonは、現同人音楽界隈においてやはり稀有な存在なのだろう。Dream Cageの精神は「Need Alieson」と共に。いつの日か、再び境界線の先を視せてくれる事を祈って。今はおやすみなさい。
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