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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
女の子は好きか?
私は大好きだ(但し二次元に限る)。
なんてことのない話だ。

では、スーツをバッチリ着こなしたおじさんは好きか?
無論、私は大好きだ。

そんなおじさんが観たい(フェティシズムを刺激されたとも言う)という理由だけで、
快作或いは怪作スパイ映画『キングスマン』を観たので感想を綴ってみる。


◆「マナーが、紳士を、作るんだ(キリッ」

 記憶に残る作品には名言(迷言)があるものだ。
例えば、『リプレイ月紅レコード』の「…ルナティックブラッド!(キリッ」の様に(ぉ
それは、一言で作品を説明出来てしまう程のインパクトを持つ。

ー マナーが、紳士を、作るんだ ー

 物語序盤におけるバーでのスマートでスタイリッシュなアクションシーンはそれを見事に体現していて、中二心を擽るガジェットも含め心を鷲掴みにされた。傘で牙突とかやっていた類の患者ならば、きっと傘で闘うシーンにトキメクこと間違いなし(ぇ


◆スタイリッシュだがバイオレンス

 前述した通り、格闘のアクションシーンはスタイリッシュながらバイオレンスに突き抜けている。グロが苦手な私には思わず目を覆いたくなるようなエグい描写を、CGによるエフェクトを駆使し、息を呑む緊張感を以て強烈に訴えてくる。この辺り流石はR15+だ、容赦がない。特に物語中盤における教会でのハリー演じるコリン・ファースおじ様が奮闘する大乱闘シーンは、この作品の見所の一つでもあるだろう。おじさんカッコイイです素敵です。


◆緊張感を保ちながらユーモアに展開

 若手のタロン・エガートンが演じるエグジーに代が移る後半では、緊張感を保ちながらも意外なほどユーモアな要素を小刻みにぶっ込む。物語の序盤からクスリとさせてくれるジョークを所々に盛り込んできたのがこの作品な訳だけど、後半になってそれが勢いを増していくからオカシイ。その最たるが"花火"のシーンなんだけど、あの名曲も不意をついたあの"花火"の描写によって腹を抱えて笑える音楽になっちまうんだなぁ(笑)。とても勉強になります。ただ、それによって作品のバランスがややチグハグになってしまった感が無きにしも非ず、かな。


◆成長物語としては珍品

 世界を巻き込む強大な陰謀に立ち向かうスパイ作品、であると同時に不良少年に落ちこぼれていたエグジーがハリーとの再会を経て、一流スパイという名の紳士へと成長していく姿を描く作品でもある。が、前述した通り成長の成果を発揮する後半が結構笑いに振り切っているから、成長物語のオチとしては珍妙である。それが正統派に見せ掛けたこの作品の面白い所でもあり、チグハグに視えてしまうところでもあるかな。でも、デジャヴの効いた締めは美しく痛快で良かった。あぁいう構成、私大好きなんですよねぇ。


◆「マナーが、人間を、作るんだ(キリッ」

 で、最初の名言"ー マナーが、紳士を、作るんだ ー"に話は戻る。
 結局の所、この『キングスマン』が一番言いたいことってこれに限るんだな。

 英国紳士おじさんフェティシズムを擽るコリン・ファースおじ様が言い放つあのセリフに私はメロメロだった訳だけど、一周回ってみれば敵側リッチモンド・ヴァレンタインの陰謀はあのセリフに対する風刺だったことに気付く。

 ー Manners Maketh Man ー

 私はね、マナーが作るのは紳士だけではないと思うんだ。この"Man"をもっと広い意味で捉えて、マナーは人間或いは人間性を作るんだと思ったんだ。マナーは押し付けるモノではないが、マナーに対する向き合い方でヒトって全然印象が変わるものでしょ?最近の若いコンテンツを視ていてよく思うことがある。最近あった某デモを視ていても思うことがある。プライベートエリアでないエリアでの立ち振る舞い、自分さえ良ければ良い、そんなことになっていないか?そんな人間を一斉に排除する極論としてあったのがあの陰謀と考えると、まぁリッチモンドおじさんの気持ちも分からなくもないよね、っていう。

 恐らくStingの「Englishman In New York」の一節からの引用であろうこのセリフ、ブリティッシュらしい渋さにビターな後味を改めて感じる。自分への戒めとしても、このセリフ忘れないでおきたいと思った。


◆ともあれオチはキングスマン(コ)←酷い

 色々真面目に語ってしまったけど、堅く構えて観る必要はない。
 良い意味で期待を裏切ってくれるから、頭を空にして楽しめる娯楽作品です。

 何故ならば、オチがキングスマン(コ)だし、更に今ならもうひとつ穴がオマケで付いてくるわよ♪キャンペーンだったからね(酷い)。マーリンおじさんの心中お察ししますわ(笑


 サヴィル・ロウという渋い舞台設定、コリン・ファースおじ様を始めマイケル・ケインにマーク・ストロングの素敵なおじさん達に終始メロキュン。勿論、敵側のサミュエル・L・ジャクソンのクセのあるキャラは作品へのスパイスとして効いていたし、両足刃物という個性的なアクションが刺激的だったソフィア・ブテラも存在感があった。そんなキャラの強い役者が揃う中で若手のタロン・エガートンとソフィー・クックソンは存分に力を発揮していたと思う。改めて監督は良いキャスティングをしたなぁと思うな。

 とりあえず、私はおじさん属性フェティシズムが満たされて大満足。
 笑いの部分で肌に合わない人もいるかもしれないけど、私は大好きな作品です。
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