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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
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 マイノリティーであることだけが正義ではない(キリッ)っとドヤ顔厚顔無恥のキャッチコピーをどこかで目にしたのですが、それならばイマドキ!の大・流・行!アイドル大戦国時代に感心のある私はどうなのだろう?などとモヤモヤ考えてみたりしたわけですが。まぁ、正義なんては言葉は大抵相手の正義を挫く為だけの愚言でしかないんですけど、プロのライターがそれじゃあかんだろ…と思うが如何なものでしょうね。

 と、早速の脱線は程々にして、今年よく聴いている℃-uteの大元ハロプロ繋がりで、数年振りにモーニングコーヒー飲もうよ♪2人で♪でお馴染みモー娘。ことモーニング娘。のミレニアムナンバーとなる50thシングルスをよく聴いているので、改めてちゃんとした形(?)でご紹介しようと思う。「私が世界で一番かわいいの!」でお馴染み、その実は頭のキレが冴え渡るさゆみんこと道重さゆみ嬢が8代目リーダーに就任してからの新星モー娘。体制での新曲と言う意味でも重要だろう。そして、ユニットとしても15周年を迎えるという事で、実にめでたい1枚でもある。



Title:One・Two・Three/The 摩天楼ショー(初回生産限定盤A/B)
Artist:モーニング娘。
Release:2012


-Track List-
01. One・Two・Three
02. The 摩天楼ショー
03. 私の時代!/モーニング娘。ロッキーズ

04. One・Two・Three (Instrumental)
05. The 摩天楼ショー (Instrumental)


 まずは初回生産限定盤AとBから行きましょう。この2枚ではダブルA面の123と摩天楼に加え、さゆみんとれいなの頼れる6期メンバーによる#03「私の時代」が収録されている。

01. One・Two・Three
 モー娘。にしては攻めの楽曲、彼女等ならではのロックの側面を垣間見せるクールで新鮮にも映るデジタル・テクノ・ポップだ。鋭利なキレの良さとしなやかなパートを織り込んで反復リズムながらも緩急表現の妙が光る。てか、つんく♂先生ってこういう曲書けたんだ、へぇ。パート毎ではコーラスが印象的だが、個人的にはBメロが好きだ。おと・めは・いつ・でも・よし・よし・し~てほ~しい、さゆみーん!かわいーよー!(←)私もいつでもよしよししたいぞー!!(ぇ)いや、しなやかなCメロもよくよく聴いてみればメロディーが冴えてるし、意外と重要なパートに聴こえてくる。ポジショニングについては摩天楼にも言える事だが、れいなと共にセンターポジションを務める次期エース格のやっしーこと鞘師里保嬢の大抜擢が目立つ。元々のポテンシャルが高いので来るべくして来たかといった印象を受ける。ダンスにしても歌唱にしてもルーキーとは思えぬ堂々としたパフォーマンスが素晴らしい。また、同じく次期エース格的存在のだーいしこと石田亜佑美嬢の活躍も個人的に嬉しい。実質スリートップのポジショニングなのかもしれない。楽曲自体キレッキレッのテクノが格好良く、PVやMVでしか分らないが、だーいしのキレの良さがより一層光って見える。

02. The 摩天楼ショー
 ダブルA面のもう一つ、ファンキーなフリーソウル色芳しいノリの良さが印象的だ。摩天楼の方がモー娘。らしいというか、つんく♂先生らしい。こちらはれいなとやっしーのツートップがメインで歌唱を担当している。ややファンキーな節回しのヴォーカルラインは可憐ながら力強く、細やかな掛け声は楽曲に「ノリ」と言うスパイスを与えている。“愛の嵐 愛の嵐 愛の嵐”の力強さが特に好きで、センターを台風の目のように1人を中心に全員が周るパフォーマンスも好きだ。コーラスパートはシンプルでキャッチーながらもソウルフルなバッキングとゴスペルちっくな喉太いコーラスが渋みと深みを与え、チームの平均年齢不相応なギャップがまた面白く聴こえる。ダンスパフォーマンスはノリの良さからか、特に9期10期ルーキーズたちの表情が良い。しかし、さゆみん一番かわいーよー!←

03. 私の時代!/モーニング娘。ロッキーズ
 A、B盤収録曲。れいなとさゆみんの6期チームが歌う疾走感のあるピコピコ・トランス・ポップナンバーで、2名の声のコントラストが良い。若手を率いていく2名の勢いの良さと頼もしさを感じる。楽曲自体はテンポが速く、特に変り種は無い良くも悪くもハード・ポップなんだけど、これが何度も聴いてしまうんだ。特にスリーコーラスでれいなが叫ぶカモーンッ!!!が痛快で気持ちが良い。これが何か何度も聴きたくなってしまう(笑)新星モー娘。は私等に任せとけっ!と可憐な中に秘めたる逞しい男気を感じるんだぜ!ヘイ!カモーンッ!!!


Title:One・Two・Three/The 摩天楼ショー(初回生産限定盤C/D)
Artist:モーニング娘。
Release:2012


-Track List-
01. One・Two・Three
02. The 摩天楼ショー
03. アイサレタイノニ・・・/モーニング娘。Q期

04. One・Two・Three (Instrumental)
05. The 摩天楼ショー (Instrumental)


 次は初回生産限定盤CとDだ。こちらはダブルA面楽曲の他にB面としてフクちゃんにえりぽん、やっしー、ズッキの9期メンバーが楽曲を担当している。

03. アイサレタイノニ・・・/モーニング娘。Q期
 ダブルA面のクールさやアゲアゲ感やロッキーズのノリノリ・アグレッションに比べ、陰陽で言えば陰、9期の若手にとって年齢不相応にも思えるウェットな質感のテクノ・ポップだ。楽曲の表題からも雰囲気の違いは一目瞭然。年齢不相応とは言ったが、意外と湿り気のある翳りや艶やかさを若いながらによく表現出来ている。背伸びした感じはなく、あくまでもナチュラルに、10期よりも少し多く経験を積んだ9期だからこそなのやもしれない。ある意味モー娘。の原点回帰的なこの「若いアイドルなのに翳り」はやはり良いものだ。


Title:One・Two・Three/The 摩天楼ショー(初回生産限定盤E/F)
Artist:モーニング娘。
Release:2012


-Track List-
01. One・Two・Three
02. The 摩天楼ショー
03. 青春ど真ん中/モーニング娘。天気組

04. One・Two・Three (Instrumental)
05. The 摩天楼ショー (Instrumental)


 最後は初回生産限定盤EとFだ。こちらはダブルA面楽曲の他、B面として飯窪さんにだーいし、まーちゃん、くどぅーのハングリー精神旺盛過ぎるガツガツ10期メンバーが楽曲を担当している。

03. 青春ど真ん中/モーニング娘。天気組
 新時代を拓くダブルA面にアグレッシヴなロッキーズにウェットなQ期を聴いていると足りない、何か足りない、ということでコレ!青春ど真ん中花の十代(笑)笑ってしまうけど、いやいやこれで良いんだよ!少女なんだから。あぁとても年齢相応な安心感が得られる普遍的アイドルポップスだ。50thの中に入るとこれがより映えて見えるんだなぁ。年齢相応と感じるのは、やはり歌に9期よりもあどけなさが残っているように聴こえるから。ドリーム・ポップな音色使いも雰囲気にマッチしている。静寂の訪れと御伽噺を締めくくる様に楽曲をクローズする展開も新鮮だった。最後の気の抜けた「ふぅー」、この安らぎですよ。実に良いですね~。

 以上6タイプを駆け足でざっと雑感を綴ってみたが、この他にダブルA面のみ収録の通常版と123のメイキング映像なども収録されたまさにファンアイテムのVシングルも存在する。前者はちょっと興味がある程度のファン層以外の方に、後者はファンならマストバイ!だ。私はアイドルモノと言うのはモー娘。が掲げる「歌って踊れる」アーティスト気質な要素とパフォーマー気質な要素を併せ持っていなければならない、と言うかそれがアイドルとしての絶対条件だと思う為、楽曲のみだけでは勿体無い。是非映像作品と一緒に楽しんでもらいたいと思う。と、なるとA盤かC盤をお薦めしたい所だが、他は気になる面子でロッキーズかQ期、天気組で選ぶのが宜しいと思う。でも、うんまずはA盤で良いと思うな。
 
 世のアイドル事情は海賊の大航海時代ならぬ大戦国時代と言われるほど、雨後の筍の如く現れては消えを繰り返す激動も激動の大激動の時代だが、老舗ハロプロのモー娘。自体も新体制に落ち着くまでに激動の時代を現在進行形で迎えている。9期10期のオーディション期間は稀な程スパンが短く、更に11期の募集も始まった。祝15周年、50thとミレニアムタイトルを背負う8代目若頭さゆみんが率いる現新星の陣形は次期エース格やら次期リーダー格やら、個人的推し面もおるわけですが、いやはやルーキーズは皆個性が強過ぎて本音は全員推したいくらい面白いチームに仕上がってる。そして、同時に世界一かわいい若頭とれいなの存在感が際立ち、彼女等無くしては成立しないことも感じてしまう。笑顔をお裾分けするパフォーマーとしては磨きが掛かってきているんだが。。。そんな現体制の将来を見据えて、次期エース格やっしーの抜擢、即戦力からエースへと進化させる試みが本作には含まれているのかもしれない。ダンスに関しては経験者組みが早くも頭角を現して貢献しているが、歌唱の部分に不安は残る。そういう意味でも11期は歌唱、特にチームに深みやコントラストを与えるような中音低音域を操れる歌唱力におけるエース格が欲しいと思う。他にはポスト・れいな的存在も欲しいですな~と思ってる。と、妄想ばかりが膨らむので、そこはもう全てつんく♂先生の感覚にお任せしましょうそうしましょう。

 以上色々語ってみたりはしたが、最初は忘れられた頃に「あの人は今」的な実に軽い気持ちでモー娘。に改めて触れてみた訳ですよ。それが蓋を開けてみたらさぁ大変、今面白いことになってるじゃないの!とのめり込んで、その結果50thシングルをフルコンプしてみたり、コミケのチェックそっちのけで(ぉぃ)youtubeで9期10期の様子を片っ端から遡って視聴してみたり、気付けば毎日がモー娘。状態だった。いやいや実際面白いんだから仕方ないさ。かつてミリオンヒットを達成した黄金時代、にっぽんのみらいは~ウォウウォウウォウウォウ!とドライブしながら歌ったあの古き良き時代、そんな思い出補正が大きいのは事実だが、同時にこれから再び黄金時代を迎えるのではないかという期待も高まったのだ。そうなると誰が推し面とか云々関係なく、全員の成長が非常に楽しみなんだ。ちょっと親目線もあるから、私のアイドルの見方が変わったと言うのか、もしくは老けてやつれただけなのか、兎にも角にも彼女等は可愛いし癒しと元気を貰っているのも事実だ。かつてないほどに個性派の集団を纏め上げるのも、大戦国時代を駆け抜けるのも、先を見れば荊の道が広がるが、ここが8代目若頭の腕の見せ所。世界一かわいいさゆみんには是非とも頑張って頂きたい!!

 さて、今後の展開としてまずは9月に発表を控える13thフルレングス『カラフルキャラクター』に期待が高まる。表題から予想して個性を活かしてバラエティに富んだ作風にしてくるのか、意欲作になることは間違いないでしょう。そして、秋ツアーも控えてますし、秋から年末まで新体制の躍進に目が離せませんな!←ライヴ行く気満々な人
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管理人

竜美 悠(You Tatsumi)
サンキュー!
アラーイさーん♪

島に転職しました。
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