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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
 音のアルカディアを蒐める再生の旅が終わった。
 去る5月18日、19日と東京女子流 3rd JAPAN TOUR 2013 『約束』ツアーファイナル2Daysにて燃え尽きてきたので、ツアーの総括的なお話をしましょう。




~『約束』が女子流に与えたモノは≪試練≫か?~

 今回のツアーは決して順調なモノではなかった。むしろ、数々の危機に見舞われた茨の道だった。ゆりちゃんの「声帯炎症」、べーやま隊長の体調不良、あぁちゃんの変声期の呪縛、そしてセミファイナルでまさかのめいてぃんの体調不良による離脱。メンバー5人全員が万全な状態で臨めたステージは一つも無かったと言ってもいいだろう。女子流に一体何が起こっていたのか。
 私は『約束』のレビューにて表題のコンセプトを≪初心忘れるべからず≫とした。しかし、その実は決意新たに~等と言っていたことが戯言に聞こえるほどに生温いものではなかった。あの頃とは積み上げてきたモノも背負っているモノも大きさが違う。彼女達を襲ったかつて無いほどの重圧は試練となって目の前に立ちはだかっていた。思えば、『約束』の楽曲達はNEXT女子流への成長を促す為に施されていたのかもしれない、等とツアーを見守ってきた今ならそう思えるのだ。例えば「月とサヨウナラ」の翳りのある艶を強調した表現は他のグループでは到底打ち出すことは出来ないし、熾烈なビート・ミュージック「幻」の様な休む暇を一切与えない複雑なフォーメーションに歌唱とダンスのソロバトルの駆け引きによる面白さも観る事は叶わないだろう。それらは言わば重圧を打ち破り、試練を乗り越える為の武器だ。紆余曲折あった今回のツアーだったが、ファイナルで魅せた「幻」は最高の仕上がりだった。つまり、彼女達はひとつ試練を乗り越えたと言っても良いだろう。完全復活のゆりちゃんの歌声は音源以上の出来栄えだったし、何だかんだで一番画になるべーやま隊長のキメも最高に輝いていた。
 しっかし、ツアーファイナルまで高水準のコンディションを保っていたエースのひーちゃんは何だかんだで凄い、しか感想がない。タフとかそういう次元の話ではないのだ。パフォーマンスで魅せれば、MCでは不思議ちゃんキャラが炸裂して場を一気に和ませるわ、やはり天才肌のアーティストだ。感心を通り越して尊敬ですよ。常に誰よりも元気な姿を見せてくれた彼女に拍手を贈りたい。ホント凄い娘だよ。

以下、各メンバーについての総括。

◆庄司芽生
 ツアー前半は良いコンディションでひーちゃんと2人で不調の3名を助けながら先導していた姿が頼もしかった。昨年末頃から良い具合に砕けて、表現も豊かになってきた。「Lair」以降のダンス面を強く打ち出した演出では持ち前のスキルで魅せてくれました。特に「Overnight Sensation -時代はあなたに委ねてる-」のソロダンスのトリは毎度見事だった。セミファイナルで途中離脱は悔しかっただろうけども、ファイナルでは意地と根性を見せてくれた。決して万全ではなかったと思うが、本当によく頑張った。


◆中江友梨
 ツアー前半では歌唱を披露出来ず、悔しい思いをしただろうし、色々なことを考えただろう。毎回謝る姿を見ては心が締め付けられた。ツアー後半では歌唱に復帰し、MCでは良くも悪くも美味しい役で輝いていた。食塩水面白かった(笑)。こう言ってはアレだけど、スベってるゆりちゃんが好きです。またしけたぁ、と言うゆりちゃんが好きです。お笑いの師匠のお蔭で、スベっても開き直る術を覚えて進化したのが少し寂しいです。しかし、ファイナルの「幻」の歌唱は最高の出来栄えだったし、「約束」の低音域と高音域がしっかりしていたのには成長を感じた。ひとつ壁を乗り越えたのではないだろうか。公演後の握手会で歌唱の事を伝えられたので私はもう満足です(私事


◆新井ひとみ
 歌唱の抜群の安定感以前に、常に高いコンディションをキープし続けている事実にもう頭が上がりません。不調のメンバーが多かったツアーにおいて、常に元気で不思議ちゃんのひーちゃんがどれだけ頼もしく見えたことか、安心感があった。シュールな芸、チンプンカンプンなMC、全てがみんなを和ませて救ったことでしょう。自然体で天才的、凄いよひーちゃん。可愛すぎひーちゃん。


◆山邊未夢
 体調不良だったべーやま隊長。ツアー中心配であったが、プライドと根性でやり切った。ツアーを通して宣伝が巧くなっていたし、落ち着きが身に付いてMCも華麗に纏められるように成長していた。リーダーとしての自覚がより強くなったのだろう。パフォーマンス面ではやはり隊長のステップが好きだ。ダンスのキメ、仕草も魅力的だ。特に「幻」のキメ顔は素晴らしかった。ツアー前半ではゆりちゃんの歌割りをフォローしていたが、高音域に難有りか?と思いきや、ツアー後半ではどうしたことか歌唱に化けの片鱗が視えた。特にファイナルでの歌唱は驚いたな。体調不良とは裏腹に、どうやら覚醒し始めている。すげーよ隊長!


◆小西彩乃
 ディーヴァあぁちゃん。どうしてもイマイチ歌声が安定しない。彼女自身ブログで心境を吐露する程であったし、苦しみもがき続けていたのだろう。しかし、セミファイナルでは復調の兆しが視えたし、ファイナルでは何だかんだでディーヴァの貫禄を取り戻しつつあった。低音域は大分安定していたし、歌声の艶と深みはずば抜けている。完全復活まであと少しか?今と昔の自分は違う。このまま焦らずに今の自分に合った歌唱スタイルを模索して欲しい。ファイナルの状態からすると、何か手掛かりを見つけ始めているような印象を受けた。MCでは何かと場を繋ぐ役回りが多く、やはり何かと頼りになる存在感があった。セミファイナルでのめいてぃん離脱による内容変更の謝罪で隊長をフォローしていたのも印象に残っている。視線だけで迅速に動けるあぁちゃんの頼もしさに感服致しました。


 今回のツアーはライヴの新たな魅せ方と実験的な試みで女子流の可能性は広がった。『約束』のその先のNEXT女子流は今まで以上にもっと色々な事が出来るだろう。その第一弾として『スレスレTV』連動ライヴでまた新しい事を始めようとしているのだから、チーム女子流のクリエイティヴさは依然活発だ。そういえばDreamのカバーは海外進出の足掛かりにするようだが、ゆくゆくはオリジナルの楽曲でクリエイティヴに魅せつけていって欲しい。多分魅せ方という点で壁にぶち当たると思うが。

 さて、確かな成長≪NEXT女子流≫を魅せつけてくれたファイナルも終わって、続くは来月発表の『運命』だ。思いっきりファンク路線に還ってきた女子流ならではの黒いサウンドで、あくまでも独自性を深めていくことを選択したようだ。そして、彼女達は再び大人の女性を演じる。その全容は6月5日に分かることでしょう。

 それではNEXT女子流『運命』でまたお会いしましょう。
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管理人

竜美 悠(You Tatsumi)
サンキュー!
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