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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。
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Title:UFFOO
Artist:べろシティ。
Release:2012/10/28


-Track List-

01. 恋に恋してる
02. ノウカレ
03. UFFOO
04. 太陽通牒
05. イエロー・ミュージック
06. Let Me Down
07. HP:0/10 MP:-/-
08. 鳥兜
09. No More Surfin'
10. 声かけよう
11. 君には期待してない
12. スーパーフリー

-Total 42:00-



 オルタナ的轟音とポップネスを掻き鳴らす同人音楽随一の奇才ユニットのべろシティ。はやはり凄かった!他とは違う!!そう断言せざるを得ない程に更に凄味を増した超名作『UFFOO』をリリースしてくれた。当社でべろシティ。の名を出すのはかなり久しく、それもその筈、本作は前作1st『NOODLE』から3年振りの発表となっている。前作は当社2009年BESTやかつて寄稿した『同人音楽.book 2010』で紹介した程に気に入っている傑作で、内に秘めたる熱いロック・スピリッツのガチっぷりやクールな作風の味わい深さにグイグイ惹き込まれたものだ。その根底に在ったのは紛れも無く“ホンモノ”のロック・スピリッツだった。


◆べろシティ。の幻想

 「ルーレットとして遊べるYO!」音盤や「1円玉しか受け付けませんYO!」音盤とか「新作あるけど売らないYO!」音盤だとか、べろシティ。は人を楽しませる同人音楽随一のエンターテイナーの側面がある、非常にユニークなサークルでもあると私は思っている。しかし、それは時としてキワモノイロモノとして映ることもあるだろうが、それは全て狡猾な彼らが作り出した幻想だ。瞳がーーでっかくなっちゃったー!!的な最新鋭のプリクラ技術と同じくらいの幻想なんだ。幻想を振り撒く道化師の仮面の奥に隠された素顔はガチのロッカーだ。べろシティ。の幻想は強烈なギャップとして作用し、“ホンモノ”っぷりを更に際立たせる。


◆べろシティ。の狂気

 ガチのロック作品であった“ホンモノ”を感じさせる『NOODLE』からシフトする本作もやはり“ホンモノ”を感じさせるロック作品に仕上がっている。それも新たなベクトルで「ロックとは何か?」を提示している。多面的で在りながら直線的で在る独自のアイデンティティを以って「ロックはこうやって演るんだよ!」「ロックはこうやって歌うんだよ!」と言わんばかりの生々しい狂気が伝わってくるのだ。ここが“他とは違う!”


◆DELTA氏のサウンドメイキングが狂気

 べろシティ。は同人音楽界隈の中でも一際同人らしい立ち位置に存在するのだが、その立ち位置に対して掻き鳴らす音が“同人らしからぬ音楽”で、言わばオルタナ的でガレージ的な魂の燻りを感じさせる“ホンモノ”のロックだ。この絶妙な感性が滅茶苦茶面白いなぁと思うんだ。その絶妙な感性が新たなベクトルで提示するロックは、前作以上にガチのロックで生々しい狂気が剥き出しになっている様に感じる。その要因となるのがDELTA氏によるサウンドメイキングだ。これが本当にキレッキレで、最高にテンションが上がる!

 まず前作について振り返ると、あの頃からガレージ的な生々しいガチのサウンドだった。が、ある意味ガチ過ぎて良くも悪くも綺麗に纏まった良質なロック作品と言ったところに落ち着いていた。勿論アレはアレで傑作たる良い出来栄えだったよ?しかしね、本作は本当に凄いんだ。何がって、生々しさ自体がガチになっちゃったんですよ。小さなハコで体感する様な、あのライヴでしか味わえないロックが纏うブルージーな空気感が本作にある。シンプルに削ぎ落とした荒々しくもスマートな楽曲、バッキングとヴォーカルの生々しいミックスバランス、ひとつのライヴをパッケージングする様に施されたマスタリング、そういったサウンドメイキングから総じてDELTA氏の狂気をヒシヒシと感じるんです。怖い!すげぇ怖いよ!!この人超マジだよ!!


◆そう、本作は擬似ライヴ・アルバムだ

 DELTA氏の狂気から生まれたガチの生々しさの正体はロックのライヴ感そのもの、と言うことが本作を#01「恋に恋してる」~#12「スーパーフリー」まで聴き通せば容易に理解することは出来るだろう。それだけ徹頭徹尾肉薄した生々しさが溢れているんだ。

01. 恋に恋してる ~ 03. UFFOO
 ブルージーな口笛から始まり、アコースティック・ロックでクールに導入していくオルタナ・ロック「恋に恋してる」は後半に浮森かや子嬢のアトモスフェリックなコーラスを配し、ボコーダーを通じて怪しい語り、奇抜な開幕でガッツリ心を掌握する。奇妙な余韻を帯びる曲間無しで続く「ノウカレ」は同じ2:41でブルージー、ソウルフルなガレージ・ロックで熱く畳み掛けてくる。そして、タイトルトラックである「UFFOO」はガチのロックンロールから繰り出す凄まじい熱量を以ってストレートに畳み掛けるアッパーチューンで、僅か1:53に熱い魂が宿っている。これ、本当にライヴだったらもの凄い盛り上がるよ。

04. 太陽通牒 ⇒ 05. イエロー・ミュージック
 強烈な3連打で勢いに乗る序盤から絶妙なタイミングで刺すのが「太陽通牒」だ。あのもの凄い熱気から一転、ここで一気にクールダウン、この絶妙な感性が本当に素晴らしい!DELTA氏の鬼才っぷりがここに現れている。アンニュイなムードと8ビートで紡がれるブルージー且つポップネスを漂わすオルタナティヴ・ロックで、間の配し方、中盤からのエレクトロニカの挿入、大きな起伏がない淡い表層の奥に宿す燻ぶる魂、トータルしてセンスの塊としか言いようがない。そして、エレクトロニカ・アンビエンスなシューゲイザーの「イエロー・ミュージック」で更にクールダウンと来る。浮森かや子嬢のウィスパーとノイズのレイヤーも相まって、音空間による包まれ感が非常に心地いい。

06. Let Me Down ~ 09. No More Surfin'
 休憩はここまで、中盤から終盤へ再びヒートアップしていくのが#06「Let Me Down」から#09「No More Surfin'」までの4連打だ。軽快な跳ねのリズムとポップな歌メロで駆け抜けていくアッパーチューンの「Let Me Down」では、緩急の妙が光り、身体を揺さ振りながら頭をブンブン振り捲くれる快感がある。特にツー・コーラスのレッミー・・・ゴー!のタメと直後の開放感が滅茶苦茶気持ち良い!「HP:0/10 MP:-/-」はどっしりミディアム・テンポで構えながらも気だるさを帯びたロックンロールで、2:41でブレイクを挟むと突如ダーティーなギター・リフで荒々しく雪崩れ込んでくるのが特に印象に残る。あ、ゲームオーバーってそういうことね。で、ブルージーなアコースティック・ロックの「鳥兜」が味わい深くて良いんだなぁ。渋いムードを突き破る狂気が快感だ。浮森かや子嬢による狂気のシャウトにも鳥肌が立つ。そして、荒々しく捲し立てるバッキングとミスリードなグルーヴ感で畳み掛けるハードコア・パンクスな反骨精神剥き出しの「No More Surfin'」から溢れるダイナミクスに打ちのめされる。拡声器を通した様なノイジーに篭った粗いシャウトがまた良いんだな。楽曲展開も無駄が無いスタイリッシュな感性が光っている。

10. 声かけよう
 フィナーレを迎える前にちょっと休憩、モノトーンなミックスが施されたサーフ・ロックの清涼感が実に良い。ツー・コーラス後の粋なインストを抜けると、モノトーンだった音像に色彩が宿り、ノイジーなギターの轟音リフで拓けていく展開が堪らない。いやぁ巧い!

11. 君には期待してない
 冒頭の同人誌のカットが云たら何たら~の男女のシュールな会話がまず印象的なのだが、それを通過して鼓膜に飛び込んでくるのはブラック・ミュージックばりのグルーヴ感で刻まれる極太のギター・リフだ。こりゃあ堪らんっ!リフに重なる渋いブラス音がまた楽曲の黒さを助長していて良いね。味わい深いギター・ソロを支えるバッキングがこれまた凄くて、ずっしりと構えた重厚感と黒いグルーヴ感が腹にドスっと響く。この感覚が本当に気持ちいい。そして、最高のグルーヴに乗る拡声器を通した様なソウルフルな肉声がストレートに突き刺さる。“ホンモノ”のロック・スピリッツがビンビンに伝わってくるんだぜ!!

12. スーパーフリー
 ラジカセのスイッチを入れる様なSEで始まるラストトラックはアコースティック・バラードで、ドリーミーな音色も相まって心にスッと染み入る心地良さがある。と、同時に少しの寂しさを感じさせる辺りがとてもニクい。沈鬱なリリックと同時に突然の終わり告げられるのも非常に印象的で、余韻にまで狂気が潜んでいたかと改めて恐怖を感じる。

Extra ダンスパーティーver1.1
 本作には収録されていないが、公式サイトの特設で13曲目に配されている。アンコール的なポジションだと思う。と、言うのも前作に収録されていた楽曲だが、ミックスのバランスが本作寄りで施されているんですよね。特にヴォーカルに現れてるかな。やはり、原版よりもライヴ感があって良いムードが漂っている。これで本当に最後かと思うと、感極まって泣けてくる。この曲、こんなに良い曲だったんだな(何を今更

 さて、この楽曲が何故音盤に収録されていないか、だ。初めから収録しておけよ、そんな意見もあるやもしれん。だが、それ言うのはナンセンスなんですねぇ。まず、本作は12曲でパッケージングされている。とりあえずは、これでちゃんと完結しているんだ。で、アンコールっつーのは再演を求める声だ。もしも、12曲を聴き終えても尚べろシティ。にOne More Time!を求めて、再び公式サイトに足を運んでくれるのなら・・・そんな熱心なリスナーへのアンサーとして特別枠を設けているんだと私は思う。まぁ、こう綴ってしまうと回りくどい事している様にも見えなくも無いが、彼らにはそれをやる意味があるんだ。何故なら、本作は彼らにとって3年もの歳月を費やした最高傑作だからだ。自信作を提示して、それで見向きもされなければそれまで、と割り切る覚悟もあるのだろう。そう、最初から我々は彼らに試されているのだよ。有り得なくも無い話なんだ。だって、彼らはガチのロッカーと同時に同人音楽界隈随一のエンターテイナーなのだからね。


◆DELTA氏のリリシズムが狂気

 前作を聴いた時も確信したが、やはり私はDELTA氏が綴るリリックが大好きなんだ。ユーモアであったり、シュールであったり、ゆるふわ的であったりね。かと思えば、ガチで反骨精神が滾っていたり、剥き出しの刃になっていたりで、詞世界の振れ幅は非常に広い。それから、言葉の並べ方や韻の固め方、言葉から発せられる音のリズム感、この辺りは奇才でありつつも鬼才だなぁと感心している。音になったときに気持ち良いんだよね、彼のリリックは。そして、狂気を宿す音を導き出す狂気を孕んだリリックでもある。本作で特に印象に残っているのが「太陽通牒」で、太陽を主とした俯瞰の視点で綴られているのが面白い。面白いが、それと同時に狂気の翳を内包していて、太陽が見守ってくれている筈なのに全然安らぎが得られず、不安と焦燥しか湧いてこないスリリングさがヤミツキになる。それからもう一つ印象に残っているのがバラードの「スーパーフリー」だ。このタイトルとリリックの意味合いが合致したときの恐怖ったらない!≪きみはハッピーになりたくて ハッピーになれなくて≫でバツンと途切れる恐怖ったらない!!そこから本作が「恋に恋してる」から始まる理由に辿り着く訳ですが、嫌だなーホント怖いわ。。。


◆浮森かや子嬢のヴォーカルワークが狂気

 で、あの狂気のリリックを歌うのが浮森かや子嬢な訳ですが、いやぁ彼女は本当に凄いよね。彼女もまた鬼才である。自身のサークル「幼蚕文庫」を始めとした彼女参加の楽曲は色々と聴いてきましたが、やはりべろシティ。で歌う時だけは特別だなと思う。恐ろしいことに何かが彼女に憑依するんだよね。持ち味の豊かな表現力でポップもロックもブルースもヒップホップだってなんでもござれ!と言った感じで何でもこなしてしまう力が彼女にはある。その力に何かが憑依するんだ。特にロックを歌わせた時の何かが憑依したとしか思えない自己陶酔っぷりが半端無い。言葉の発音、強弱抑揚のキレ、絶妙なリズム感覚、反骨精神をしっかり魂に宿した吐き捨てヴォーカルにシャウト混じりの叫び、全てが憑依合体からくる自己陶酔によって更に上のレベルに押し上げられている。そりゃもう狂気沙汰ですよ。DELTA氏の狂気の感性とケミストリーを起こした彼女にロックを歌わせたら右に出る者はいませんぜ?最もロックが似合わない素敵なハッピースマイルが印象的な彼女が最もロックが様になってるとかね、末恐ろしいことですわ。。。


◆べろシティ。の解体…「こ~い~しちゃったんだ☆」

 そんなこんなで本作がいかに名作で、その作者達がいかに狂気に満ちているか、をだらだら述べた訳ですが、この奇跡とも言える究極のユニットは本作を以ってピリオドが打たれるようです。即ち、べろシティ。の解体、事実上の解散である。うん…え?なな、なんてこったい!!その後、DELTA氏はどうするのかというと、「恋に恋する」のではなく「恋に生きる」そうだ。そっかぁ、最近活動休止を発表したYUIよろしく誰かに「こ~い~しちゃったんだ☆」ね。で、たぶんじゃなくその事に気付いてしまったんだね。そっかそっかぁ、幸せになってくれよっ!!(なんだそれ


◆総括:「同人音楽よ、これがロックだ。」

 どっかの映画ネタよろしくこの一言に尽きます。「ロックとは何か?」…彼らの生き様、魂を以って『UFFOO』で提示している。最高傑作、自信作、生半可な作品ではない、そう自画自賛するだけの事はある!はっきり言って2012年の同人音楽ロックで群を抜いて最高傑作と称しても過言ではありません。最後の最後にとんでもない怪物作を残していったよ。ありがとうべろシティ。!本当にありがとう!ロックの素晴らしさを教えてくれてありがとう!!おや?なんだろうこの気持ち…どうやら私はべろシティ。に「こ~い~しちゃった☆」みたいだ。べろシティ。惚れ直したよっ!!

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Title:深海の涙
Artist:ヒメゴト。
Release:2012/10/28


-Track List-
01. 深海の涙

-Total 04:32-



 当社開設の08年より、常に猛烈に贔屓して溺愛してきたポップ・メロディック・スピード・メタルのヒメゴト。によるEP『哀哭は月の記憶』以来となる三枚目のシングルスで、2ndフルレングスへ向けた先行盤という位置付けになっている、らしい。前作から既に1年と5ヶ月振りと大分空いているのだが、そんなブランクを感じさせない、更にパワーアップした堂々たる“北欧様式美の息吹”を披露している。結論から言えば、過去の楽曲を超越する程のキラーチューンだ(そもそもヒメゴト。はキラーチューンしか作らない)。そのキラーチューンがですね、なんと!無料頒布だったんですよ、奥さん。とは言え、正式な新作ではなく公式でアナウンスされている通りデモ盤である。ここから更にミックス等を突詰めていくのだろうが、現時点でも私は手放しで絶賛したい程に私の“好き・・・”が詰まっている。


◆私の“好き・・・”を刺激する北欧様式美の息吹

 やはり一聴して心を掴まれてしまうのがキラキラギラギラと輝く煌びやかなシンセ・リフとアトモスフェリックに覆いか被さるシンセ・クワイアだ。この眩暈がする程美しいやり過ぎなまでの装飾が相変わらずなんだが、私はこれが堪らなく大好きなんだ!イントロ・パートなんてどうよ!?どう隠そうと一発でヒメゴト。だと分ってしまう美しさよ。言うなれば、私が愛する北欧様式美の息吹というヤツよ!吹かれれば全身がゾクゾクする感覚=悶絶。それに値するのは近年においてヒメゴト。くらいしか存在しないと私は常々思っている。絶滅危惧種だ。保護すべき存在なのだよ!


◆Kei+m氏のギターが“好き・・・”(キュン

 美し過ぎる煌びやか過ぎる悶絶死できるシンセ・リフこそヒメゴト。の代名詞であるのだが、メタルだからギター・リフっつーもんがやはりキモになってくる訳ですよ。とは言え、ヒメゴト。のコンポーザーであるKei+m氏はシンセをキラキラとド派手に輝かせるサウンドを信条としている為、ギター・リフではシンセ・リフほどの主張はこれまで殆ど無かったと記憶している(「re;birth」で初めて「俺のリフを聴け!」と主張してきた)。しかし、本楽曲においては『Sweets Garden』の頃に比べ幾分かヘヴィでゴリっとした質感で、ギター・リフにも存在感がある。これがヒメゴト。サウンドがパワーアップしていると思う所以であり、重厚感が増したサウンドは非常に好感触です。そして、なんと言っても特筆しておきたいのが、ブリッジの締め。シンセで雪崩れ込み、ギターのハーモニクスで脳天を貫いてブレイク!巧い!これこれこれ!これなんですよ~。解ってるよな~と思わずニヤつくと同時に唸る。これが所謂フックってヤツです。これは良いフックだ!


◆俺のリフを聴け!を超越したソロパートが“好き・・・”(ポッ

 Kei+m氏の渾身のギターソロと言えば『Sweets Garden』の「re;birth(俺のリフを聴け!)」であるのだが、アレと同等かそれ以上・・・いや、メロディーのドラマティックさで言ったら、俺のリフを聴け!を凌駕している。その前に2:58のギターとシンセで雪崩れ込む高速ユニゾンですよ!これホント大好き!いくらヒメゴト。を溺愛してるとは言えこんなにフックの効かせ方巧くなかったと思う。この後もシンセとユニゾンしながらメロディアスかつドラマティックに緩急と抑揚を効かせながら奏でていくパートも素晴らしい。手放しで素晴らしいしか言えない。参りました(土下座)私を愛人にして下さい!


◆しかし、uco嬢にとっては鬼畜仕様

 さて、バッキングはもう言う事無しの完成度なんですが、まぁ歌というか妻uco嬢に課せられたピッチが鬼畜仕様なんですよね。『Sweets Garden』の頃もよくピッチに関して鬼畜!鬼畜!言っていた事を覚えていますが、今回はあの頃以上にピッチが鬼畜仕様なんじゃないかと、uco嬢の歌唱を聴いていて思うのです。恐らく旦那Kei+m氏が「これくらいいけるんちゃう?」とか言って、(有無言わさず)自然と鬼畜仕様に成ってしまったんじゃないかと、ヒメゴト。の制作秘話を知る私は色々妄想してしまう訳です。ヴァースですら処女作『ヒメゴト。』の頃よりもピッチは高めなのだが、更にブリッジでアップ、そして更にコーラスへかけてアップ、uco嬢の精一杯感が伝わってくる。流石に高音域では線がやや細くなってしまうか、彼女が持つ従来の力強さを発揮しきれていない印象も受ける。しかし、確実にレベルアップしていることも感じた。さぁ、ここは旦那が譲るか?妻が頑張るか?uco嬢が頑張るしかないでしょ~う!(私が鬼畜でした)2ndフルレングスに向け、uco嬢の鬼畜修行はまだ続く(ぇ


◆ミックスの調整が必要か

 重厚且つ煌びやかな分厚いサウンド“北欧様式美の息吹”はレイヤーが濃密であるが故、全体の調和を図るのは大変だと思う。本作はデモ盤と公言しているし、現段階ではドラムの存在感がやや心許無く感じる箇所が部分的にあり、完成版に向けまだミックスの調整が必須のように感じた。完成版ではどんなサウンドで聴かせてくれるのか注目したい。


◆総括:ヒメゴト。=Janne Da Arc=音のアルカディア

 音楽性の話とかではなくて、私の中での位置付けみたいなものだ。Janne Da Arcと言えば私の中の中心に位置するようなルーツ的重要ポストに位置する訳ですが、ヒメゴト。に関しても同じことが言えると本作を聴き、旧作を聴き直して改めて思ったのです。彼らが奏でる音楽は私に驚きや感動を与えてくれると同時に、私にとって納まりが良いと言うのか安心感が得られると言うのか、そういった特別な心地良さをヒメゴト。にも感じると再認識したのでした。つまり、彼らは私にとって理想の音を捜し求め同人音楽を漁り続け漸く巡り会った“音のアルカディア”だったのだ!北欧様式美の息吹は黄金の風、私を満たしてくれる幸福の雫。Dream Cageにとって・・・いや、わたくし竜美悠にとって重要な存在の一角であることに間違いは無かったと本作を聴いて確信は更に深く強くなった。熱いデスティニーを感じるんだぜ・・・。ありがとう!本当にありがとう!2ndフルレングス解禁、首をなが~~くしてお待ちしております。愛してるよー!!
こんばんは。
某秘事さんに「あの伝説の・・・」ともう居ないことにされた竜美です(大体合ってる
自然消滅しないように頑張ります>某秘事さんへ


話は変わりまして生憎の天気でしたが、
M3-2012秋に参加された方々お疲れ様でした。

お声を掛けて下さった方
お話して下さった方
欠席の彼女たちの事を気にかけて下さった方
皆様有難うございました。
またどこかでお会いしましたら宜しくお願い致します。


さて、生存報告のワンクッションはここまでにして、次回『Arkhe』行きましょう。
それでは皆様はM3の戦利品をお楽しみ下さいませ~。


~2012.10.28 『BASSCORE』を聴きながら
偶像に現を抜かしてサボってます(現在進行形)の竜美です。
まだ暫くこんな状態が続くので、ここらで一区切り近況とか大雑把に。


・下半期最大の期待作だったKatatonia先生の『Dead End Kings』は・・・だった。
・対する娘。の『⑬カラフルキャラクター』は粒揃いの良作で、カタトニーな気分も救われた。
・粒揃いどころか全部良い→そうだ、記事書こう!→下書きで放置←イマココ
・Perfumeちゃんの『LOVE THE WORLD』の「FAKE IT」MVがイケメン。
・でも、私は「ワンルーム・ディスコ」が一番好きなんだよー!(リリックとメロディー的に
・約2年振りくらいにNeo Classica ASCendantのライヴを観に行った。
・改めて素晴らしさを再認識すると共に、歌自体が相当難しい事を理解して凄味を感じた。
・「オリーブの庭」「ラピス・ラズリ」「終焉の夢」の超俺得コンボで竜美さんは死にました←
・待望の4thフルレンスは2013年発表予定だよっ!!(宣伝その1
・海外でのライヴ活動も予定されているらしいよっ!!(宣伝その2
・以前から気になっていた東京女子流を聴き始めた。音楽性が私の好みにどストライクだった。
・12月の武道館公演行ってくる(大事なのは決断力です
・Cryptopsy先生の原点に接近した4年振りのセルフタイトルは良テクニカル・デス。
・でも、私は不評だったらしい前作のメロディアス路線を突き進んで欲しかったなぁ、と若干の不満も残った。
・ラウパーにCircus Maximusさんが来るとな!?いやいや七不思議とツーマンでお願いします←
・てか、Kamelotさん七不思議の大事なトミー君取らないでよ!!←
・劇場版まどマギ前編で涙腺決壊。さやかー!!後編に続く。
・ぱすぽ☆ meets ジャーマン・メタルの『WING』は楽曲の出来が良い。MVも面白い。
・B面「ダムダムフリーダム」は所々がプログ・メタックで、リフもしっかりメタルで大変好み。
・WINGフェスで2ndフルレンスと関連フェスの告知、ぱすぽ☆のライヴ活動精力的過ぎる。
・12月は東京女子流、ぱすぽ☆、℃-uteと年末偶像ライヴでスケジュールが埋まった。
・本業(?)はプログ・メタラーだから11月の新世代プログ・メタルのBTBAMとAALの来日公演も行くよ。バカテクに魅入って暴れない可能性大だが。。。
・M3の情報がチラホラ上がり始めて、当社2011年覇者Clesheが対の法則でまた攻めてきた。全力で迎撃態勢(記事書く準備)に入ります。


次回更新はもういい加減『Arkhe』記事上げます。それでは~。


 去る9月9日に横浜はみなとみらいクイーンズスクエアで開催された19th『会いたい 会いたい 会いたいな』リリース記念ミニライブ&握手会のリリパ・ファイナル及び、「中島早貴のキュートな時間」公開収録への参加に引き続き、名古屋は新栄町ダイヤモンドホールで開催された「9月10日はキュートの日」に参戦してきました。正確には10日ではなく15日だが、今年は奇跡的に東京と名古屋の2公演が実現したようだ。これも着実に℃がファンを獲得し、領土を拡大している証拠だと言えよう。尚、本イベントは19thの各初回盤に封入されている応募券で応募し、当選する必要があるのだが、幼き頃に持っていた強運を置き去りにしてきた運貧乏である今の私でも名古屋公演一部二部どちらも当選したので、競争率はそこまで高くなく、比較的敷居は低めにあると見て良いかもしれない。(※追記:後で確認すると、落選もそれなりにあったようです。)

 さて、℃の日に初めて参戦してみての感想をざっくり言うと、「℃による、℃の為の、℃ファンの為の、トータル・アート・ライヴパフォーマンス」と言った印象だった。と言うのも、ご存知の方はご存知の通り、老舗ハロプロ発のアイドルは歌とダンスの音楽表現だけに留まらず多岐に渡る芸能分野で活動している。その一部として、あいりーとマイマイのソロ・パフォーマンスの後になっきーこと中島早貴を中心としたカオスな小芝居があった(笑)ライヴ後の一言でも本人らは「℃はこういう事もやるグループって事を知って欲しい」と小芝居への言及があったし、そういうコンセプトの元組み込まれたのだと理解できた。内容はまぁ、完全にファン向けの内容だったし、アイドルのライヴに免疫が無いと面白さへの理解には至らないような気がする。無論私は楽しんでいたし、中でも某アイドルグループAのかの有名なワンシーンをシニカルにパロディーしたのは岡井ちゃんよろしく「フフフフフ~」だった(?)というか、私も一部二部両方参戦の為、同じ小芝居を二回も観ることになったのだが(笑)、よく訓練されたチーム・キュートの皆さんの順応性は流石のもので、二部では岡井ちゃんの「フフフフフ~」が会場全体から響いていた。そう言った一体感もあり、二部の方がより面白く観ることが出来た。あと、二部の時に語られた岡井ちゃん家族全員からデブ説が語られたり、見所(?)もあったし、二度見て美味しい思いが出来た(ぇ
 小芝居の後になっきーソロ→リーダー舞美ソロと続いたのだが、一部公演では舞美が最後の最後でミスる事故が発生し(笑)、もうワンテイクすることになる事件があった。聴かせるバラード・ソングだっただけに、痛恨のミスと言えよう。二部ではしっかり歌いきり、何故かホッと胸を撫で下ろした。ソロラストを飾る岡井ちゃんはハード・ロケンローな楽曲で会場もヒートアップし、ラストのコーラスパートではメンバー全員が入り乱れるてんやわんやな、意味不明なテンションの上がり様が最高に気持ちよかった!
 「会いたい 会いたい 会いたいな」のB面であり、あいりーと岡井ちゃんのツートップ・ハーモニーで聴かせるハード・ロッキーな「悲しきヘブン」は終始ハモる高難易度の楽曲で、先日のクイーンズスクエアでは遠目に眺めていたためにその魅力を充分体感出来なかったが、今回は3人のバックダンスも含め充分に楽しむことが出来た。2人の歌唱力が素晴らしいのは言うまでも無く、バックダンスは非常に激しいパフォーマンスで、℃の歌唱力とダンス・パフォーマンス力だからこそ実現できた、という℃のレベルの高さを実感した。特になっきーのしなやかな身のこなしはピカイチで、またマイマイは髪を振り乱す表現力が素晴らしいなと思った。会場が最も熱くなったのは「Kiss Me 愛してる」(Janne Da ArcはKiss Me Angelである )だったように思う。いや、続く「JUMP」だな。コーラスパートを全員で大合唱だった。改めてアイドルライヴのこういった圧倒的な一体感は凄いと感じた。ちなみに私はリリックを把握してないにわかなので、それっぽくシンガロングした訳ですが、何となく合唱するには泣かせるリリックだという事は薄々感じていた。絶対必修科目として冬ツアーまでに予習しておきます。

 気付けばアンコールを含め計17曲+結構長い小芝居(笑)合わせ時間にして2時間程の℃マニア向けの濃い内容だった。今年チーム・キュートに新参者として加入した私は本イベントに関して、一部二部の入れ替え時間もあるし、公演は1時間程度が関の山か長くて1時間半程度だと予想していた。どうも私が情弱でした。通常のライヴ公演と変わらないボリュームだったし、初回盤購入コストや応募の当落、移動経費諸々を除けばライヴを観るのは実質タダである。無料である。そう、無料なのである。正直を言うと、クイーンズスクエアでのミニライヴは不完全燃焼どころか不燃静観状態だったので、今回は名古屋まで遠征して良かったと素直に思える良いライヴだった(こうして私は℃に惹かれていくのか)。当初はどちらか一部だけ当選だったら心が揺らいで遠征まではしなかったと思うと、今回は運貧乏でも多少なり運があったのか、これもまたデスティニーだったのかもしれない。彼女たちのこういった地道な活動が結果に繋がればと切に願うばかりだ。

 次回参戦は冬ツアーの東京公演を狙う予定だが、今回の満足度からもう一箇所くらい遠征してでも参戦してみたい欲求があるので、これはもう今年の冬コミは全日程不参加が益々濃厚になってきました(何かを得るには何かを犠牲にする=等価交換の原理である)。その前に来たる霜月に冬ツアーに備えて、現メンバーによるセルフカバー・ベスト盤のリリースが決定した模様です。アレンジ自体が新しくなったりしている様なので、カバーというよりはほぼリメイクに近いかもしれない。新参者の私には有り難いと同時に、年に2回も℃のフルレングスが聴けるのは嬉しい。ライヴ中のMCでも幾つか発表があったメディアへの露出が着々と増えているし、遅咲きも遅咲き過ぎるのだけど、℃の花が満開になる金色の春も近いのかもしれない。耳で聴くのではない。心で感じるんだ。キミのその魂で℃を感じるんだ!!(何この締め
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管理人

竜美 悠(You Tatsumi)
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アラーイさーん♪

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