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音楽を中心に雑多に書き散らしてるブログ。

Title:5TH DIMENSION
Artist:ももいろクローバーZ
Release:2013/4/10


-Track List-
01. Neo STARGATE
02. 仮想ディストピア
03. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
04. 5 The POWER
05. 労働讃歌
06. ゲッダーン!
07. Z女戦争
08. 月と銀紙飛行船
09. BIRTH Ø BIRTH
10. 上球物語 -Carpe diem-
11. 宙飛ぶ!お座敷列車
12. サラバ、愛しき悲しみたちよ
13. 灰とダイヤモンド

-Total 1:07:53-



 あらゆるモノが島宇宙化している現代において、ひとつのムーブメントが起きても外に飛び出すエネルギーが生まれなければ結局小さなパイを奪い合う事になり、疲弊した文化は最終的に衰退、或いは消滅の道を辿るというのが世の常というもの。“アイドル戦国時代”もまた然り。閉塞した病的箱庭の壁を破壊し、他の島宇宙と繋がるエネルギーが昨今のアイドル界隈全体に生まれている訳ではない。

 私はももいろクローバーZについて詳しくは知らない。しかし、彼女達の成功例を省みるならば、他の島宇宙の異文化とコミュニケーションを積極的且つ地道に継続してきた事が、昨今の結果に繋がっているのだろうと私は思う。アイドルとはこうである、と言うイメージの固定化を避けながら異文化への露出を続け、世代・性別・ジャンルの壁を越え領土を拡大していった。こうした一連の行いはある意味アヴァンギャルドでプログレッシヴ、しかし、今の時代を切り拓いたミュータントな正統派アイドルと言えるのかもしれない。本作『5TH DIMENSION』はそんなももクロ流儀のバロメーターが振り切れた、奇を衒い過ぎとも言えなくもない奇抜なヴィジュアル・イメージが先行するアヴァンギャルドな作品で、音楽的にも外の世界への目配せに余念がない。それは“ももクロらしさ”に応えつつも固定化をあえて回避しながら新しい世界≪第五次元≫を提示するかの様で。結果的にそれは見方によって良くも悪くもが表裏一体に表れてしまっている。

 例えば、8分越えダブステップ大作の#01「Neo STARGATE」やブレイクビーツ~ブロステップ~EDMへと展開していく#09「BIRTH Ø BIRTH」等の本格的なエレクトロ・サウンドはややポップネスに乏しく、彼女達のパフォーマンス(ダンスではなくヲタ芸的なナニか)を推進する様な強い結び付きは連想し難い(仮に彼女達がPerfume並のダンス能力を擁しているのならば話は別だが)。また、#04「5 The POWER」の様な裏拍を顎で感じながら体を揺すりたくなる図太いブラックネスはもはや違和感すら覚える。しかし、そう感じてしまうのは彼女達の“全力”という固定化されたパフォーマンス・イメージに縛られているからであろう。楽曲はどれも嫌いではない、むしろどれも大好きだ。ただ、これらの楽曲は彼女達が中心に据えられているかどうかという意味では失策に見えるというだけの話で、私には楽曲と彼女達の間にシナジーが生まれている様には感じられなかった。

 アルバム曲の全てがそう、という訳ではない。#02「仮想ディストピア」の痛快なオルタナティヴ・ロックは元気な彼女達と同じベクトルで楽曲が爽快に響いているし、ワルツ調プログレの#08「月と銀紙飛行船」はシアトリカルな演出が彼女達の物語を彩り、旅路の先に抱く期待と不安がウェットに心地良く響く傑作だ。前山田健一氏作曲の#13「灰とダイヤモンド」は彼女達との結び付きを強く感じさせる、美しいプログレ・バラードで切ない余韻がとても心地良い。

 アルバムのオリジナル曲たちが音楽的に外の世界とコミュニケートした事によってややコアに寄り、そして全体的に肝心なポップ・ミュージックとしてのポップネスを損なっているのに対し、シングル曲#03「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」#05「労働讃歌」#07「Z女戦争」#12「サラバ、愛しき悲しみたちよ」の4曲は流石に質が高く、何より楽しい。そして、コアなアルバムに組み込まれた事によって、ポップネスはより輝きを増し、面白可笑しくもキャッチーさが際立ち、非常に魅力的に映る。結局のところ、ももクロだからこそ栄える楽曲と言うのは究極的に言ってシングル曲のみの様な気がしてならない。

 以上の様に本作は楽曲自体の主張が強いモノと楽曲をももクロ色に染めているモノが共存していて、≪第五次元≫の姿は実に歪だ。特に前者に関しては、進化と言うより変態化したマスク姿が私にはシニカルに楽曲と重なって映る。しかし、音楽的には面白く聴き応えのある楽曲が揃っているし、プログレッシヴ・ロックの如く永く愛聴出来そうな音盤だと言う実感もある。それと引き換えに、やはりアイドル歌謡としての清涼感のあるキャッチーさは希薄で、ポップ・ミュージックとしてはイマイチ、という裏の面もある。こうした表裏一体の作品構造は音楽そのものが好きか、或いはアイドル歌謡が好きか、果てはアイドルが好きかの意識の違いによって評価は大きく分かれるだろう。ある意味リトマス紙的な作品で、それはそれで面白いかもしれないとも私は思う。

 ≪第五次元≫のコンセプチュアルな構造は全てが全て成功とは言えないし、明らかに攻め過ぎて失策に陥っている箇所もある。しかし、アイドル歌謡の一極化が進む中で、あえてその病的な箱庭化を避ける為に外の世界とのコミュニケーション意識を絶えず持ち続けている彼女達は、ある意味異端だが、その予測不能さは私達を楽しませてくれる(つい先日もOzzfest Japan 2013への出演が決定したりと相変わらず話題に事欠かない)。積極的な異文化コミュニケーションの結果は時として失敗でも良いではないか。失敗は彼女達をより強くするだろうし、何よりそこにドラマが生まれる筈だ。失敗を恐れていては何も出来ない。新たな世界≪第五次元≫へ至る為には、進化や成長の過程において失敗はどうしても避けられないものなのだから。そんな本作は人間味があって中々悪くないと思えるんだ。

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Title:SPIRITUAL MIGRATION
Artist:Persefone
Release:2013/3/29


-Track List-
01. Flying Sea Dragons
02. Mind as Universe
03. The Great Reality
04. Zazen Meditation
05. The Majestic of Gaia
06. Consciouness Pt.1 : Sitting in Silence
07. Consciouness Pt. 2 : A Path to Enlightenment
08. Inner Fullness
09. Metta Meditation
10. Upward Explosion
11. Spiritual Migration
12. Returning to the Source
13. Outro

-Total 1:10:34-



~お久しぶりです、冥界の女王様~

 東京女子流を実装しておきながらここにきて何故かメタルに戻る気まぐれっぷりとは是如何に。まぁ、5年間いつでも気まぐれでやってきた事だし、最近聴いてる音盤でちょいと付き合いの長いバンドだから何か書き残しておこうと思ってなー。という訳で、アンドラ公国の冥界の女王Persefone様です(※中身はみんなオッサンです)、プログレッシヴ・シンフォニック・メロディック・デス・メタルです。自分の昔の記事読み直しながら記憶を掘り起こしていくか。ちなみに、アンドラ公国と言うのはおフランスとスペインの国境の山間地帯にあるちっさい国です。

 本作は前作『SHIN-KEN』(邦題:真剣)より4年振りとなる通算4枚目の作品だ。前作発表後、Sound Holic(東方ではない)が事実上倒産し、束の間の日本デビューも夢物語へと潰えてしまった訳で、宮本武蔵をコンセプトに据えるくらい日本好きーな彼らにとっては悲劇以外の何者でもなかっただろう。解散していなければ良いなぁとさえ私は思っていたさ。その後の彼らはイタリアのレーベルに移り『SHIN-KEN』を再リリースし、現在のスウェーデンのレーベルに落ち着いて今日に至るようだ。幸いなことに今度はメンバーが変わってない、やったー。そんな紆余曲折あった内にもう10年選手になってしまった様で、そういう訳か本作『SPIRITUAL MIGRATION』には10周年の記念碑的な意味や心機一転と言った意味が込められているんだろうね。巨匠トラヴィス・スミス大先生のアートワークも彼らの新たな門出に華を添えている。


~一言感想「どうしちゃったのCORE」~

 さて、ここからが本題だ。Persefoneの作品で私が好きな作品は神話物語組曲集の2nd『CORE』一択なのだが、前作から4年、4年という歳月は長い。4年の歳月は私の持っていた印象さえも大きく変えてしまうのか。本作を初めて聴き通した後の率直な感想は「なにこれ私の好きなPersefoneじゃない!」だった。例えば高速で忙しなく変化するリフは印象に残らないし、プログレと言うよりはテクニカル志向なマス化してる印象だったし、クリーン・ヴォーカルが何かバッキングと調和取れてないし、とりあえず叙情性は希薄な印象だし、何より緩急が効いてない(私にとって一番痛い)…おいおいおい、ネガティヴ尽くしじゃないか。しかし、私のファーストインプレッションは実際こんなものである。2nd『CORE』や3rd『SHIN-KEN』の丁寧に展開していく構築美を評価していた私の感性には、あの頃のPersefoneではない全くの別物に映った。どうしちゃったのCORE(コレー)。。。


~いや、今度こそ本当に冥界の女王に成ったんだ!~

 例え第一印象でテクニカル至上主義的な演奏がちょいと鼻につこうとも、今のPersefoneは以前に比べて格段にテクニカルに成っているし、元々高かった演奏力は更に進化している事実だけは認めなければならない。細々とした超高速ユニゾンのオンパレードなんかはマス・メタルの如しで、ちょっと過剰に聴こえるくらいでさ。で、忘れちゃならないのが09年から今日までの間にメタル界隈には【Djent】って一種のムーブメントがあった訳で、それがPersefoneのバッキングリフにも少なからず影響しているんだな。これが叙情性が希薄になってしまっていると言うか無機質になってしまっている原因なのやもしれない。良い悪い別として、実際没個性なDjent勢に比べたら巧い扱い方していると思う。ただ、ショートトラックの#10「Upward Explosion」はDjentが露骨過ぎるけど。

 ここまで割と散々なことを綴っておきながら、結局嫌いではないんだよ。むしろ好き。テクニカル志向もDjentもね。だから、「なにこれ私の好きなPersefoneじゃない!」とは言いつつも結局聴き込んでる訳で、やっぱり徐々にしっくり馴染んでくる。「ちょっとやり過ぎだろ~」と冷静に俯瞰する自分が居ながら、超絶技巧にちょっとワクワクして興奮している自分もいて、何だか気持ち悪い。個人的には#05「The Majestic of Gaia」が特に好きで、3:06~シンフォニックなオケとDjentのスロウ・グルーヴィなタメ、ナレーションからツインリードの高速ユニゾン、4:16~ツインリードとキーボードの高速シュレッド・ユニゾン、息をする暇も与えずにあれよあれよと超絶技巧を仕掛けてくるもんだからウハウハと妙な笑い声が漏れてしまう。邪悪な咆哮が残響する5:48以降の後半はチルアウト・アンビエントの癒しの間を置き、シンフォニック且つ叙情的でメロウなパートへと展開していく。あれ?緩急も叙情性も構築美もあるよ?クリーン・ヴォーカルの表現もエモーショナルで良いよ?あれれ?私の感じた第一印象とは何だったのか。
 シームレスに続くインスト組曲の#07「Consciouness Pt. 2 : A Path to Enlightenment」は本作のエクストリームでマス/テクニカルなヴォーカル曲に比べて従来のPersefoneらしい美しいプログ・メタルで実に好みで安心感も得られる。
 表題曲#11「Spiritual Migration」はスペクタクルなシンセワークとDjentを自在に組み込んだ複雑なリフワーク、ユニゾンの連続プレイが見事だ。#12「Returning to the Source」は箏をフィーチュアしたシンセで和を醸すのが非常に印象的で、演奏は相変わらず壮絶でテクニカル・デスからプログ・メタルまで軽々こなす超絶アンサンブルを繰り広げていて変な笑い声が漏れる。
 ちゃんと聴けば何だかんだでスゲーよ冥界の女王様ってなる訳だけど、結局チルアウト・アンビエントな#13「Outro」が一番美しくて綺麗っていうね。やっぱりこういう楽曲書けるセンスあるんだよなぁ。ともなると、本作にコレジャナイ感を感じると同時にいやいやこれがPersefoneですよと感じる部分もあって何だかとても気持ち悪い気分さ。そんな気持ち悪さを納得させるなら、こりゃもう「今度こそ本当に冥界の女王に成ったんだ!」って思うしかないじゃないですかー。


~COREからPERSEFONEへ精神移行~

 まぁ、前項は別にこじつけとかではなくてさ、本作のコンセプトに沿ってある程度の根拠を確信したからこそ最終的に本作を好意的に受け入れることが出来ているんだ。表題『SPIRITUAL MIGRATION』は彼ら自身の変化を提示しているんだろうと思ったし、それを作品を以て証明しているんだろうとも思った。要はコレーからペルセフォネへの精神移行、今度こそ真に冥界の女王へ変貌を遂げたって事になるんだ。恐らく次回作辺りで冥界の女王の威厳を増したPersefoneの決定盤が来るんじゃないかなぁと睨んでます。4年も経てば私の音楽の嗜好も変わるとは言え、最終的には好意的に楽しむことが出来て良かった。ちなみに第一印象から印象が良かったのはMark Martinsのグロウルが強力に進化していた事でした。マーク君やるぅ♪(何様

3月30日の『日本縦断アイドル乱舞2013@SHIBUYA-AX』
3月31日の女子流ちゃんFCイベント『TOKYO GIRLS' SCHOOL』

この二日間で体感した幻想は実に至福のひと時だった。
ユーフォリアに満ち溢れた安息の地は本当にあるのだな。
全てがどうでもよくなってしまう程に夢見心地だった。
アーティストとファンが互いに想いを伝え合い創造していくあのムードが私は堪らなく大好きだ。
私の魂の在処(音のアルカディア)はやはり女子流ちゃんなのだなと強く確信した。

新しい季節が始まる。
さぁ、これまで積み上げてきた全てを破壊しようじゃないか。
さようなら【Dream Cage】
今までありがとう。



-追記(4/7)-

ごきげんよう。
このテンプレート『女子流ちゃん実装モード』はエイプリルフールのみの予定でした。が、その後私が体調を崩して手をつけられなかった為今日までこのままになってしまいました。
元に戻すタイミングを失ってしまったことですし、今月から女子流ちゃんのツアーも始まるという事で当面はこの『女子流ちゃん実装モード』でやっていきます。

ちなみに




女子流ちゃんFCイベント楽しかったです!!←
 『日本縦断アイドル乱舞2013』@SHIBUYA-AXへ行ってきました。
 ええ、結局行ってしまいました。でも、行って良かった。そんなお話をしよう。



 9nineと東京女子流の両サイドで発表があった当初は行く予定は無かったのだが(元々フェス系にあまり興味が無い)、禁断症状って言うのかな、やはり会いたくなってしまったのだよ。誰に?我らが女子流ちゃんに決まってるでしょうよ(もうダメだこの人)。そうとなれば答えは至って簡単だ。人生一度っきり。じゃあいつ会いにいくの?今でしょ!
 尚、ファイナルとなる東京公演は9nine/東京女子流/Cheeky Paradeに加え、スマイレージ/でんぱ組.inc/ベイビーレイズが参加した。

~そこに≪救済≫はあるのかしら?~

 まぁ、私的な話なのだが、最近精神的に荒んでいたりして暗黒面に堕ちるネガティヴ・ループに陥ってたりしてね。多分、私は無意識のうちに魂の救済を求めていたのだろう。確かに≪唄で世界は救えない≫んだけど、唄で人を笑顔にすることは出来るし、ささやかな幸福をもたらす事だってきっと可能なのだろう。現に私には実感としてそれを感じている。荒んでいた心が嘘の様に澄み渡り、今はとても清々しい気分なのさ。生きてるって素晴らしい!だなんて大仰な言葉も簡単に言えてしまうくらい心が軽い。そこに≪救済≫はあったよ。それが冒頭の「行って良かった。」という実に単純明快な感想に直結する訳ですが。それでは各グループの感想を適当にやっていきましょう。

Act1 Cheeky Parade
 スパガことSUPER☆GiRLSの妹分で、スパガ好きーな私の弟がやたら嫌ってたグループという程度の認識(酷い)。ごめん、お兄ちゃん音盤持ってるよ。。。BPMの速すぎるビートでゴリ押しのエレクトロ・サウンドは嫌いではないし、実際生で見てもそんなに嫌悪感を抱く様な印象は無かった。ただ、やはり楽曲と歌の聴き所に決め手を欠くなぁ、と音盤で聴いた時と印象はあまり変わらなかった。良い笑顔でパフォーマンス出来ていたのは良かった。

Act2 スマイレージ
 スマイレージを観るのは去年の夏のハロコン以来かな。衣装が酷いと定評があるハロプロにしては、スマの今回の衣装はどういう訳か可愛いじゃないか!?(酷い)アウェイでのMCネタがアレで苦笑モノだったが、傑作「有頂天LOVE」のテンションのアガリっぷりはやはり堪らんなぁ。観られただけで行った価値があると言うものよ。欲を言えば「ショートカット」を観たかったんだぜ。

Act3 ベイビーレイズ
 ファイナルに参加しているグループの中で唯一私がノータッチのよく分からないグループ。ファンのノリは実に熱かったが、ボクにはやっぱりよく分からなかったんだ。楽曲と歌の聴き所に決め手をかk(ry)ドラムが疾走してたから、とりあえずヘドバンしておいた。MCは特に無く、現れては去っていった印象だった。本当に何だったんだろうアレ。。。

Act4 でんぱ組.inc
 出た!最近ドラマ出演も果たしたで組。こちらもファンのノリが非常に熱く、ネクストブレイク特有の空気感があった。私は生で観るのは今回が初めてで、音盤で聴いた時の印象と変わらずフリーダム且つカオスで、でもオーガニックな人間味のある所が非常に愛らしく感じた。で組の空気感はなんか好きなんだよなぁ。よく分からないんだけどね、でも楽しかった!

Act5 9nine
 乱舞メインアクトのひとつ、紆余曲折あって何気にキャリアの長い9nineさん。今月発表したフルレンス『CUE』を聴き込んできた甲斐もあって、実際生で観て楽しかった。いやー良いじゃん9nineさん!Perfumeちゃん程ではないにしろ、バキバキのエレクトロで身体が勝手にウネウネ動いてしまった。キョンシーパラパラがカオスな「イーアル!キョンシー feat.好好!キョンシーガール」はやはり面白可笑しかったし、バキバキのエレクトロ「少女トラベラー」はテンションアガるし、〆にアンセム感漂う「SHINING☆STAR」と完璧な仕上がり。感無量ですた。うみにーの煽りが可愛すぎて全俺のハートが死んだ。決めた!オラ、ツアー行くよ!ワンマンでガッツリ観たい!

Act6 東京9nine流
 女子流ちゃんと9nineさん(何故かさん付けしたくなる)のコラボ。9nineさんからはちゃあぽん、うっきー、うみにーの3人、女子流ちゃんからはべーやま隊長とひーちゃんの2人、で「Wonderful World」。仲良さそうにイチャイチャしてて、実に、ハートフルだった(恍惚)。MCにさり気なく女子流ちゃんの「おんなじキモチ」を絡めてくるちゃあぽんマジグッジョブだった!空気が読める女性は素敵だぜ!

~やっぱり女子流ちゃん~

 トリは我らが女子流ちゃん、俺の青春!女子流ちゃん、俺の天使!女子流ちゃんでした。ここに至るまでに色々なグループをほぼ初めて観てきた訳だけど、女子流ちゃんのライヴを観ると妙に安心感が得られると言うか、魂の在処に帰ってきたーって言うのか、やっぱこれだよなぁ等としみじみしてしまった(過度にオイオイ騒ぐのは性に合わないようだ)。なんかもう溺愛の領域を超越してしまった事を再認識したよ。

―Set List―
1. Rock you!
2. Sparkle
3. ヒマワリと星屑
4. W.M.A.D
5. ディスコード
6. ふたりきり
7. 頑張って いつだって 信じてる
8. Attack Hyper Beat POP

 う~ん、攻めのセットリストだったねぇ。やっぱり、顎でリズムを取ってしまうグルーヴィーなダンス・ポップ・ミュージックは本当に良いよなぁ。聴いても体感しても気持ちが良いもん。メンバーのコンディションはここ最近観てきた中では上々の良い仕上がりだった。普段と違ってグダグダなMCも無く、良いテンポで楽曲を披露していったのも良かった(いつものグダグダも大好きですが)。ひーちゃんの煽りもナチュラルにアーティスティックで可愛さより格好良さが際立っていて惚れ直した。クライマックスの#7→#8は相変わらずのリミットブレイカーで、全てを出し切って完全燃焼させるだけの凄まじい熱量があった。いやぁ何度味わっても最高。トリに相応しいパフォーマンスでした。音楽の楽しさ面白さ此処にあり!


 『日本縦断アイドル乱舞2013』@SHIBUYA-AXの感想はやはり「行って良かった。」の一言に集約される。最前列で観れたこともあって普段よりも100%増しで楽しめたし、完全燃焼して濁っていたソウルジェムが完全に浄化されました。凄い満足感と清々しい気分がとても幸せに感じる。生きてるって素晴らしい!アイドルとはこうも人を幸せにするのだな、彼女達のスマイルはこうも人を幸せにするのだな。また一つ学んだ気がしたよ。

 さてこれで3月のイベントも終了、と言いたい所ですが、私は明日の女子流ちゃんFCイベントを楽しんできま~す(もうダメだこの人)。

Title:しぇいきんぐ!
Artist:SHAKING PINK
Release:2012/12/31


-Track List-
01. らららら☆ラブなミステリー
02. なんでやねん!
03. 早速ですがSHAKING PINKはインベーダーだったようです
04. 絶対的!夢はSUPERアイドル
05. 恋のレスキュー出動なう!!
06. 合法ロリ二名から告白されたのでどっちか嫁にする
07. 恋はももいろ
08. おひめさまだっこしてネ♪しぇいぴみっくす
09. うるさ~い!!
10. おとな記念日
11. ストロベリィ☆イグニッション
12. Honey Bunny My Love

-Total 42:09-



 アイドルには実在するものとしないものがある。実在しないアイドル、即ち架空のアイドル。その最高峰(音のアルカディア)が全次元非実在系完全幻想アイドルのTRIPLE Hであることは今も揺らぐことはない。恐らくこれから先の未来においても。架空のアイドルは何が出来るのか?その可能性を理解しないことには伝説の実証、奇跡の結晶『H H H』クラスの作品は生まれることはない。密かに戦国時代の風が吹き始めているここ(同人音楽界)に舞い降りたSHAKING PINKの『しぇいきんぐ!』を聴いて、もしかしたら傑作になっていたのではないか?そんな数々のイフを感じてしまった、というお話をしましょう。

 当たり前の事ではあるが、あえてここに記しておく。音楽におけるアイドルはジャンルを指す言葉ではない。故に音楽性のみで優劣判別することは不可能であり、他のジャンルの様に何かが局所的に尖っていれば優秀なアイドルの楽曲、と言う単純な図式にもならない。楽曲/リリック/パフォーマンス/コンセプト/キャラクターデザイン、これらを総合したひとつ形の強度でそれは決まる。従って、音楽性の高さやそのクオリティーの高さを無闇矢鱈闇雲にアピールする事は、逆に空虚である事を証明することにしかならない。ましてや、架空の設定となれば振り付けやダンス等のパフォーマンス面、視覚に訴える点で大きなハンデを負う訳で、それを架空のキャラクターデザインとコンセプトの強度を以て補う必要がある。結論から言ってSHAKING PINKはそこが弱い。別に彼女達だけに限った話ではないんだけどね。
 SHAKING PINK(以下、しぇいぴ)は「世界中の大きなお友達に愛と勇気をお届けする使命をもつ、謎のバーチャルアイドルユニットなのです☆」と言うコンセプトで始まった架空のアイドルだ。しかし、それが活きているのは2012年の夏コミで発表したシングル曲#03「早速ですがSHAKING PINKはインベーダーだったようです」くらいだ。ブロステップの抉いグルーヴに乗る3人の奇怪なラップで始まり、強靭な滑舌を要する詰め込まれたリリックにアイドルならではのお約束のブリッジ、BPMの速い4つ打ちでトップギアに入る疾走感があるサビ、快活な歌のテンションたちは総じて「あぁ、これがしぇいぴの代表曲だな」と確信と幸福感を与えてくれる。彼女達のポテンシャルを活かす作詞と作曲をしたかめりあ氏は本当に良い仕事をしたと思う。流石にシングルの「☆いんとろだくしょん☆」にてしぇいぴのデビュー曲と謳っていただけのことはある。しかし、他の曲がこのインパクトと水準に届いていない。あのコンセプトとはかけ離れた普通の女の子のポップ・ソングに留まってしまっている。いや、もしや、謎のバーチャルアイドルだって中身は普通の女の子なんだよ、とでも言いたいのだろうか。そんなクリシェは面白くも何ともない。耳タコが出来るほど聞いてきた。楽曲の良し悪しは別として、せっかくのコンセプトを殺すだけにしかならない。結局、3人ヴォーカル曲で印象に残ったのはシングルを聴いた時と変わらず、かめりあ氏の一曲のみ。

 死んだコンセプトを無視すれば、ツイン・ヴォーカル曲の#05「恋のレスキュー出動なう!!」の「LOVEレスキュー♪」のキメポーズを勝手に決めて楽しんでるくらい好きだ。奇才きくお氏による#06「合法ロリ二名から告白されたのでどっちか嫁にする」は彼らしいアレンジを僅かに残しながらも、ココ(CV:ココ)とナナ(CV:ななひら)の歌声が快活に響く良い仕事をしているし、仮想現場でノレそうな煽りも楽しく心が弾む。後半が弱い印象の本作で終盤で息を吹き返す役目を果たすアッパーチューンの#11「ストロベリィ☆イグニッション」も爽快なバッキングにギターの軽快なカッティング、リフワークが快感で悪くない。
 ツイン・ヴォーカル曲群が安定した水準を示す中、足を引っ張っているのはソロ曲群だ。ナナの#04「絶対的!夢はSUPERアイドル」は彼女のポテンシャルを考えれば最低限のラインを越えただけに過ぎず、刺激が足りない分どうにも退屈に感じてしまう。ココの#10「おとな記念日」は特に耳に焼き付く歌メロやフレーズがある訳でもなく、退屈通り越して賢者状態さながらで聴き流してしまう。しかし、ソロ曲にも救いはある。モモ(CV:桃箱)ソロの#07「恋はももいろ」は単純なアレンジかと思いきやBメロの擬態語の変拍子とポリリズムが耳に強烈に焼き付くし、Cメロでヴォーカルの裏で響く掛け合いも強く印象に残る。これは仮想現場でやれということか!?A・B・Cメロの展開は完璧な印象なのに、サビの不可解な展開に落胆もある。が、よくよく聴けばさり気なく良いメロディーが存在するから、案外この楽曲は予想以上に懐が広く深い。サビがサビとして機能していないが、トータルで緩急が効いてカラフルに展開していくのは楽しいし他に比べて圧倒的に魅力的に映る。
 最後に、もう一つ足を引っ張る失敗要素はやはりボイスドラマの#02と#09で、アルバムの勢い流れを完全に殺すマイナスの効果しか発揮しておらず、相変わらずの音楽との相性の悪さを再認識させてくれる。内容も寒いだけなので救いようがない。シングルで聴けた「☆いんとろだくしょん☆」の様なシンプル且つ簡潔で次の楽曲に良い流れを生む素晴らしい効果も発揮する事を知っていただけに実に残念だ。もうこの際はっきり言おう。ドラマパートは邪魔である。まぁ、アルバムよりも楽曲単体が主流の今やアルバムの流れが~等と統一性を求める事自体時代錯誤もいい所なのだが、かと言ってそれぞれ単体が光り輝く素晴らしい出来かと問われれば、残念ながらそのラインには到達していない。結果的に楽曲のクオリティー、コンセプトの軸がブレにブレて、説得力も強度も皆無の聴き終わってみればなんだかよく分からない中途半端な作品という印象だけが残った。やはりアルバムとして楽曲を集めるなら最後まで心を掌握して聴き通させるくらいのリズム感がないとダメだ。

 架空のアイドルは実在するソレ以上にやれることの可能性が限りなく無限大で広大だ。故にその可能性の大きさに振り回されてしまう事は往々にしてある。可能性の大きさをモノにしきれなかった失敗作、しぇいぴの『しぇいきんぐ!』はその例の一つと言えよう。あの作家陣を揃えてこの結果は正直勿体無い。それとも企画者の楽曲/リリック/パフォーマンス/コンセプト/キャラクターデザインをまとめ上げるプロデュース能力が欠如していた結果なのか。デビューシングル『早速ですがSHAKING PINKはインベーダーだったようです』で確かに感じた高揚感こそ幻想だったのか。2012年の冬コミで最も期待していた作品は改めてアイドル歌謡の難しさを痛感させてくれた、という意味では有意義であったし、今年も氾濫しては消えていくであろう戦国の時代への警鐘に聴こえないこともない。しかし、しぇいぴはこんなものでは無いはずだ。これが侵略の始まりならば、次こそもっと刺激的なモノを期待しているよ。

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竜美 悠(You Tatsumi)
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